初冬の比叡山、大原の旅4 大原散策(三千院)

初冬の比叡山・大原の旅、最終回は三千院の散策です。

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京都〜大原三千院♪の歌詞のごとく、寂光院は圧倒的に女性の姿が目立ちました。
しかし、三千院へ近づくと、バスツアーのおっさんたちが増えてきました。

特に目立つのは、中国人ツアー客。
国内の国際的な観光地へ行くと、どこでも同じ状況ですね。
さすがに静寂を求めて訪ねる三千院で大声で歩き回る姿はありませんでした。

庭園

苔と池泉の庭園。
紅葉の賑わいが過ぎ、本来の落ち着いた雰囲気です。

宸殿と有清園

本堂の宸殿から眺める庭園は中国の詩人、謝霊運の「山水清音有」より命名された池泉回遊式庭園だそうです。
杉木立と池、苔の造形に時間を忘れて見とれていました。

わらべ地蔵

寝転がったものあり、微笑んでいるものあり。
ちょっと離れた、わらべにも穏やかな老人にも見える、苔生した地蔵が一番気に入りました。

よだれかけ

お地蔵さま(右)に奉納されたよだれかけが裏返しでした。
可哀想だったので、表に返して差し上げました。

金色不動茶

「お茶、いかがですか?」と誘われて、温かいお茶をいただきました。
当然、商品の売込みもあるわけですが、観光客が極端に少ないこともあってでしょうか、
三千院の本当の良さを知って訪れる人は、こういう日に来るんですよ」、「紅葉は日本中どこでも見られるけど、紅葉の後の苔の素晴らしさは本当の姿だからね」
三千院の楽しみ方の奥義を授けていただきました。

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鯖寿司と湯葉うどん

門前の茶店で腹ごしらえ。
名物にうまいものなしと言われますが、京都の名物は美味いものが多い。
鯖寿司は小浜で食べたかったが、若狭湾悪天候で近寄りがたかったので、大原で食べられたことは幸運でした。

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のんびり旅なので、帰り道は岐阜の国道を走りました。
途中で雪になりましたが、日産リーフは雪道も安心して走れます。

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二泊二日半の奥琵琶湖〜比叡山銀閣〜大原の旅を終えました。
日本海側は大雪警報が出るあいにくの天候でしたが、滋賀の南部と京都の左京区は天気が崩れずに楽しめました。

EVはエアコンをつけると航続距離が少なくなるからと、あれやこれやと12V電源のヒーター類を付けまくっている方もいるようですが、限度を超えると危険だし、みっともないですね。
寒ければ温めるのでは知恵が無い。
なぜ寒いかを知って元を断ち、エアコンを効率よく使い、経路充電の時間ロスを最小限にするプランにこそ知恵を発揮して、賢く、スマートなドライブがEVには似合っていると思います。

帰り道、気が付いたら助手席のシートヒーターのスイッチが入っていませんでした。
奥さん曰く、「暖かいから入ってないと気が付かなかった」
もちろん外は氷点下です。

ゴテゴテと、後付の暖房機で結果として大量の電力を消費するよりも、車載エアコンを効率よく使った方が省電力で暖かい。
それを実感した初冬の比叡山、大原の旅でした。