アンチEVを生みだすマスコミの印象操作

日経新聞が「電気自動車に乗ってみたい?」とアンケートを実施している。

《電気自動車、乗ってみたい? 》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22801630X21C17A0000000/

日経新聞の読者が電気自動車を熟知しているとは思えないから、アンケートを募る記事の内容が回答に大きく影響する。
記事の中身は問題が大ありだ。

日産自動車が10年に発売した初代「リーフ」は1回の充電で最大280キロメートルの走行が可能で価格は300万円前後だったのに対し、米テスラの「モデルS」は500キロメートルを超える走行距離を実現しましたが、その値段は1千万円前後に上っています。」

記者が最新事情の取材を怠り、古い情報を基にして誤った記事になったとしても問題だが、これから乗ってみたいかと質問する前提に「初代リーフ」を敢えて登場させるところからして記者はアンチEVなのではないだろうか。

EVの記事を書こうとするならばテスラのモデル3を知らないわけがない。
まともな記者なら「最新のリーフは最大400キロメートルの走行が可能で、米テスラのモデル3も同程度の走行距離で300万円台に下がっています」と書くだろう。

悪意とも受け取れる恣意的な印象操作から得られるアンケート結果を用いて日経はどのような主張を展開するのだろうか。
背後には内燃機関産業が見え隠れしているような気がする。