・教育長も中原


伊那毎日新聞へのリンク 「教育長就任式」


駒ケ根市の教育長にまたも中原氏が再任されました。
3期目ですから都合12年間はこの人の下で駒ケ根市の教育が管理されます。


現在、駒ケ根市では教育よりも土木に重点が置かれていますね。
もちろん中原市長の考え方が反映されているのですが、
それを許しているところに、同じ姓の中原氏の教育長としての無責任さが現れていると思います。


先日、計画が破綻した中学校の移転問題でも、
率先して東中学校の学力低下を吹聴して市民の危機感を煽っていました。
東中学校の学力が赤穂中学校に比べて劣っているなんてデーターは存在しないし、
小規模校だから学力が低下するなんてこともないはずです。
(県の教育委員会に確認済みです)


しかしこの人は、地域の懇談会で、

質問? 過小規模校になると、教員が非免許の教科を教えることになるが、非免許の教員から教科を教えてもらった場合、生徒の学力はやはり落ちるのか。

教育長:統計的にでます。技術家庭科や美術などは、才能のある子供たちも、専門の先生に教わらないために、伸びないことは当然起こりえます。

こんな統計データは存在しないのに勝手な憶測で嘘の答弁をしているのです。

さらに、

教育長:学力低下の問題もありますが、1番は人間関係を広くしたいということです。例えば、特殊な例ですが、小規模校ほど高校へ進学しての非行率が高いようです。

要するに東中学校の卒業生に非行率が高いと言っているのと同じですよ。
ここまで教育長という役職の人が言えば一般の市民は信用して不安に陥れられます。
しかし、これらはすべて根拠のない個人的な思い込みからの発言でしかないのです。


子供の教育環境を守るべき教育長が、市長の代弁者となって、
市民に虚偽の情報を伝え、不安をあおることで中学校の移転を推し進めようとしていたのです。
この人が駒ケ根の教育行政にどのような業績を残しているのかは存じません。
しかし、中学校の存廃を考える段階で嘘をついて市民を誘導しようとしたことは、教育長としてはあるまじき行為だと思いませんか?
(教育長の発言は中学校適正配置検討委員会 「保育園保護者会懇談会質疑応答集」より引用)