・東小学校横にマンション計画


赤穂東小学校の西側にマンションの建設計画があるそうです。
私有地ですから地域社会に悪影響を及ぼさない限りどのように活用されてもよいと思います。
しかし、小学校に隣接する場所であり、なおかつ東小学校の自然活動に長年活用されてきた土地でもあることが懸念される状態であります。


更に問題なのは、駒ケ根市ではマンション計画を断念してもらうための代替案として、小学校の敷地の一部を市道に変更することにより、この私有地の通行へ便宜を図るなどを提示しました。
地権者の同意を得て、市議会の一部小委員会で論議したのみで議会の裁決を経て、すでに昨年の4月に市道に登記されています。
ここまでの経緯で、地元や小学校PTAとの公開協議は行われていませんでした。


市道に登記された敷地は小学校の正門前であり、もちろん児童の通路でもあります。
これを一般道として開放することは児童の安全の点からは大変に問題視されて当然だと思います。
しかし、市ではこの問題を一部の関係者だけで協議を進め、地域やPTAの承諾を得ることなく私有地への利益供与を断行してしまいました。


これまでもそうですが駒ケ根市のやり方は、ともかく既成事実を作り上げてしまい、それから市民に「白紙だから検討してくれ」と迫るものです。
すでに青写真が出来上がっている段階での『見せかけだけの白紙』と言わざるを得ないと思います。
東中学校の時も白紙と言いながら、すでに駒ケ根市が債務保証をしている下平の土地へ強引に移転新築を持ち込んだのと同じやり方です。


今回の東小学校の隣接地を市が買い上げて有効利用して欲しいとの地元が要望が出されています。
しかし、市では財政難を理由に取得は困難だと言っているそうです。
中沢の山奥のほとんど利用価値のない山林には金を出すが、教育的価値が極めて高い一等地には金を出せない。
どこまで教育を犠牲にするつもりなのだろうか・・・。