・足長おじさんへのお礼?

キョウデンの会長が、歌手活動として駒ヶ根市と観光キャンペーンを展開しています。
商店会もPRに積極的です。
・伊那毎日新聞へのリンク 『商店会が『桜の下で』PRキャンペーン』


中沢に在住となっているのでどこに住んでいるのか調べてみました。
すると、住んでいる土地取得の経緯も判ってきました。
土地取得に不正があったわけではなく、むしろ逆で駒ヶ根市にとってありがたい存在だということです。


中沢の南入りは、かつて開拓農家が酪農を目指した地域です。
しかし、経営に行き詰まり資金繰りに窮したそうです。
JAが負債の引き受け先になっていたのですが、不良債権化して困っていました。
そこへ現れたのがキョウデンの会長さん。
不良債権化していた土地を丸ごと購入してくれて、
さらに住民になって数千万円の税金増収に寄与してくれました。
まさに、駒ヶ根市にとっては足長おじさん。


ところが、
同じグループ会社のキョウデン地所が取得した早実グラウンド周辺は事情が違うかもしれません。
駒ケ根高原の早実グラウンド周辺で、公社と市が企業誘致のために保有していた原野合わせて33568平方メートルを民間の別荘、保養地開発のために売却する話です。
この土地の資産価値は、

  • 土地取得価額:1億3,314万円
  • 利子・管理料: 9,517万円
  • 合  計 =2億2,831万円

これに対して

  • 売却予定額 :1億2,253万円

差額は1億円以上。
46%OFFの大安売りです!

取得価格よりも安いのですから投売り状態ですよね。

       ※行政文書開示 『キョウデンの土地売買』(PDF) 


差額の半分は市の財政支出で損失補てんする予定です。
公社は市の指示を受けて売買するだけの機関ですから、損失の発生に直接の責任はありません。
すべての責任は駒ヶ根市にあります。
だからこそ、損失を補填する責務があるのですが、責務の発生はすなわち「失政」によるものです。
一億円の損害を発生させた市の責任は重大です。


土地開発公社が抱える膨大な含み損が明らかになり始めました。
売らなければ不良債権
売れば含み損が露見してしまう、どん詰まり状態です。
経済情勢がどうのこうのと、言い逃れできる状態ではないでしょう。


さらに、この土地が自社物件で利用されるかどうかも判りません。
もし、転売して利益を上げるようなことがあると、市はキョウデンに利益供与をしたことになります。
厳しい監視の目が必要です。