・民主党に期待すること


民主党の長野県第5区総支部の年次総会に顔を出してきました。
政党の総会とは、どんなものなのか見てみたいと思ったからです。


率直な感想は、政治屋の集会であって、市民・県民・国民の目線ではないな_と感じました。


民主党は、国政を担うことを目標としているので、県政レベルの諸問題は、国政選挙で勝つための試金石と位置づけてよいと思います。
端的に言えば、国政選挙で勝つための有権者対策として、県政に取り組んでも良いと思うのです。


総会の席で、加藤学代表は、

民主党長野県連は年明け早々に田中知事の県政を検証した結果、独自候補擁立を視野に入れて県政の正常化に責任ある対応をすると表明していた。

と言っていました。


・総支部代表の加藤学ブログ 『長野県知事選では民主党の筋を通すことを確認』


別に、県政の混乱に民主党が責任を取る必要は感じられない。
それよりも、県政を正す側の県議に民主党が責任をもって優れた人材を出してもらいたい。


県政が混乱しているのは、知事よりも県議に問題があると思います。
知事の良いところを引き出せずに、足を引っ張ることだけに一生懸命な県議が多数を占めていることが問題の本質だと思うからです。


田中知事は、良い知事でない面が多々ありますが、旧吉村県政の政・官・業の癒着体質を打破しようとする方向性は評価できます。
県議たちが好むこれまでのタイプの知事に後戻りされるよりは、田中知事の方がまし、と言うのが本音です。


民主党は、知事候補を出そうと無理するよりも、長野県の将来を見据えて、知事と力を合わせていける有能な県議の選出に力を発揮してもらいたい。
今の県議では、田中知事と相対するには頭の回転が鈍すぎる。
県議のレベルに合わせて知事を選ぼうとする今の民主党の動きには賛成できません。


でも、自民党色の強い伊那谷では、中原市長や駒ヶ根市議のような旧態依然とした勢力が力を持続させています。
これを切り崩すには、民主党共産党の力が必要です。
駒ヶ根共産党はそれなりの力を発揮しているので、あとは民主党にがんばってもらいたい。


地方の力関係も、権力の交代が容易になるような、政党勢力のバランスが求められていると思うからです。
もっと、目線を低くして市民の声を聞け、民主党
総会のあとに内輪で酒盛りしている暇があったら、党員やサポーターの生の声を聞く場を設けるべきです。


私は関係者でもないのに、その酒盛りの席に乗り込んで行って、民の声をぶつけてきました。
そこには、選挙のプロはいましたが、質の高い政治を目指している人は少なかった。
もっと多くの、選挙が目当てでない市民との対話が必要だと感じました。