・ドンブリの背比べ


ソースかつ丼論争に火がつきました。
駒ヶ根市議会と伊那市議会で、この問題が連続して議論されています。
・長野日報のリンク 伊那市長「競争し合い結構」 伊那谷のソースカツ丼


元祖論争の発端は「伊那ソースかつどん会」の設立総会で小坂市長が

ソースかつ丼の元祖は伊那市

と主張したことにあります。


中原市長は、伊那市が元祖との主張に、

ひと言申し上げたい気持ち

と述べている。


駒ヶ根市は、商標登録で対抗する構えを見せたのに対し、伊那市長は、
「(元祖については)歴史家や民俗学者が調べるのも一考」と述べている。


元祖論争は、名物を売り出している所ならどこでも発生する。
しかし、他所から見れば小さな枠にある、駒ヶ根と伊那で争っても何にもならないと思います。
そもそも、何でこんな質問を市議会でするのか疑問です。


市議会レベルで論争を始めたのは駒ヶ根市議の方ですが、一体誰なのか?
商標登録=ブランド取得_ですから、14日の一般質問リストから見当がつきます。
・第2回(6月)定例会一般質問事項(PDFファイル)


でも、市議本人の意向というよりも、中原市長が答弁するために用意された質問のような気がします。
この市議のこれまでの活動経緯からすると、うなづけてしまう。
東小学校の通学路問題で建設業者に便宜を図った件でも、重要な役割を果たしていたそうです。


一方、伊那市議会では市議が、

元祖論争をしても仕方がない。手を取り合って『伊那谷ソースかつ丼』として売り出しては

と提案しているから、なるほどと感心します。


どう見ても、”ドンブリの背比べ”だと思いますが、世間の関心を高めるよう上手に論議して欲しい。
伊那市に勝ちたい中原市長としては、引くに引けない。
くれぐれも、意固地になって、世間から見放されないように気をつけて。