・首長をけん制する議会


駒ヶ根市の悪政が続く原因の一つは、議会が本来の機能を発揮しないからです。
議員の質が低いので、市職員に手玉に取られているようでは、市政の監視役には力不足。
議員の活動内容は慣例で決められているので、質の高い活動に踏み込むことができません。


今の市議会議員の中に、議員としての素養を磨くために、政治スクールのようなところで知識を身につけた人がどれだけいるでしょうか。
また、私がこのブログで提唱している、市民との対話集会を開いて、自分の支援者以外の市民の声に耳を傾けている議員がどこにいるでしょうか。


次の市議会議員選挙では、議員としてふさわしい知識と、市民の声を広く吸い上げる努力を、重要な選択肢としたいと思います。


これは、県議会にも当てはまります。
知事選挙が間近になり、田中知事と対抗馬の構図がはっきりしてきました。
何とかして反田中を結集させたい自民党系保守が、なりふり構わぬ候補者擁立に奔走している様子は、こっけいでもあります。
候補者を公募しておきながら、引退を余儀なくされたOBを担ぎ出す、自民党の迷走ぶりが目立ちます。


長野県議会が混乱している原因は、県民の主体性の無さにあります。
県議会から不信任を突きつけられた田中知事を信任しておきながら、県議会選挙では議員に不信任を返そうとしなかったからです。
知事の不信任にNOと言ったなら、不信任を企てた議員に退場を促すのが道理です。


長野県民の主体性の無さが生んだねじれ現象が、県議会混乱を招いたといっても過言ではないと思います。


今度の知事選挙で田中知事が再選されたら、知事に投票した人は次のことを実行しましょう。

  1. 来年の県議会選挙では、反田中の議員に投票しない。
  2. 駒ヶ根市議会選挙では、地縁や血縁に縛られずに、一般質問で市政を監視している現職議員、これからやろうとしている新人議員に投票する。
  3. 再来年の市長選挙では、反田中急先鋒の中原現市長の継承者に投票しない。


田中知事が、自民党が推す二人の候補に敗れるようなことがあったら、そのときはまた考え直しましょう・・・。