・駒ヶ根市長が選挙違反?

25日に駒ヶ根市内で行われた村井候補の街頭演説で、駒ヶ根市の中原市長が選挙違反をした疑いが出てきました。


問題の発言は、新聞でも報道されています。
・伊那毎日新聞 『村井仁候補駒ケ根で街頭演説』

応援演説に立った中原正純駒ケ根市長は「田中県政にノーと言わなければならない。何としても村井さんを知事に送り出したい。市長としてお願いする」などと呼び掛けた。


公職選挙法によると、市長の職にあるものは、地位を利用しなければ選挙運動は自由と規定されている。

選挙運動の制限を受けない地方公務員 ① 特別職に属する地方公務員 選挙管理委員会委員、公安委員会委員及び前述のイの③の者を除く地公法第3条第3項に掲げる特別職に属する地方公務員(知事、市町村長、議会の議員、各種の審議会の委員等) は、その地位を利用しない選挙運動は自由です。

しかし、この演説で中原市長は「市長としてお願いする」と言い切ってしまいました。
市民に向けて、市長としての地位からお願いしたことになるわけですから、違反の容疑がかけられました。


違反となるかどうかは、警察と選挙管理委員会が判断するのですが、
所轄の、駒ヶ根警察の担当刑事は「私には公職選挙法が理解できません。あなたも分からないでしょ?」
と奇妙な受け答えをしたそうです。
「判断は上がするので、伝えておきます。細かいことは選挙管理委員会に聞いてください。」


では、上である長野県選挙管理委員会はというと、
「すでに行われた具体的な事例については、お応えすることはできません」。
たらい回しです・・・。


法解釈は難しいですから、一市民が違反に該当する適用条文まで示して通報するわけにはいきません。
「違反じゃないの?」と疑問に思って、警察に聞いても『解りません』では、何にもできなくなってしまいます。
唯一の望みは、駒ヶ根市選挙管理委員会
「具体的な事案ですので、協議検討して法令違反があったかどうか判断します。」


市長に選挙違反を宣告できるかな?
通報者からの報告を楽しみに待ちましょう。


もし、選挙違反容疑として中原市長に警告でも発せられらば、村井候補の応援で中原市長は言いたい放題ができなくなります。
警告を受けてもなお、市長の地位を誇示して選挙活動すれば『悪質な選挙違反』として、検挙されることになります。
今後の市長の言動に注意して聞き入りましょう。