・公園作って借金隠し

駒ヶ根市は、隠れ借金をあらゆる手段を使って減らそうと躍起になっています。


先日、長野県の実質公債費比率が全国トップという衝撃的なニュースが流れましたが、
政令指定都市以外は対象になっていませんでした。
しかし、程なく全国の地方市町村を対象に一斉に報告が義務付けられます。
こうなると、自治体の隠れ借金が表沙汰になってしまうので、公表前に少しでも減らそうとしているのです。


駒ケ根市の国道153号線伊南バイパス周辺の南田市場に整備された公園と道路もその一つです。
土地開発公社の塩漬け資産だったものを公園用地の名目で市が買上げて負債を減らすからくりです。
おまけに幅員12メートルもの『生活道路』を作って、事業費は1億4千万円。


中原正純が最高責任者である土地開発公社が投資で損失を出すと、やはり中原市長が最高責任者である駒ヶ根市が市民の税金から補填する。
市長の失策を市民が補填するシステムが確立されています。
さらにばれないように、必要に迫られていたわけでもないのに公園を作って、工事費を精一杯増やすために広い道路を通す。
虚構がどんどん重なって、元の負債の何倍もの負担を市民が背負わされています。


中原正純市長は
「伊南バイパス、南田市場土地区画整理事業で様変わりし、新たな魅力ある地域となった。」
「親水公園を利用し、子どもたちが屋外で積極的に遊んでほしい」
とあいさつしました。


地元の住民は、本当の思いはまったく違うところにあるとこぼしていました。

伊南バイパスが地域を分断して、子ども達の行き来がなくなってしまった。
安全を度外視して生活道路をスピードが出せる立派な構造にしたので、交通事故が怖くて 子どもを安心して歩かせられない。


市民の安全を脅かし、地域のつながりを断ち切って、市長の失政の帳消しが、駒ヶ根市財政の最優先課題になっています。
教育予算を削り、社会福祉を削り、負債の穴埋めが続きます。