・民主が田中をアシスト?

そんな民主党ですが、長野県知事選挙では話題の中心になりつつあります。
表向きは自主投票としているものの、田中氏が新党日本の党首であることが重くのしかかっています。
民主党長野県連の判断と、小沢民主党党首の意向が食い違う事態も考えられます。


民主党関係者によると、田中氏有利の形勢が確認されない場合は、小沢党首が「田中支持」を表明する考えがあるようです。
さらに、田中氏不利となれば 『 長野入り 』 も可能性としては考えられるほどの状況になってきました。
最後の最後、ギリギリの攻防で民主党の存在が勝敗の行方を左右する事態が発生するかもしれません。


民主党長野県連内部の動きも活発になってきました。
県議を中心に村井氏を推す動きがある一方で、第五総支部の加藤学 代表が、
羽田 県連代表に対して、県連として田中氏を支持する態度の表明と、
小沢党首に対して、田中氏を民主党本部として支持するように要請しました。
・毎日新聞 『’06知事選 民主の動向に注目 支持鮮明にする人も』


もちろん、県連支部の動きが野党第一党の党首に多大な影響を与えるわけではありません。
しかし、小沢党首は、日本の国益の観点から田中氏との協力関係の重要性を認識しているはずです。
党首の考えと県連の支部代表の意向が一致しているところが肝心なのです。


上伊那を統括する民主党第5総支部の態度がより明確になったことで、駒ヶ根では自民・公明系保守層を除く野党共闘の体制が整ったとの味方ができます。
田中陣営としても、政府と与党自民党が支援体制を明確にした村井陣営に対抗するためには、国政並に対立軸を明確にして戦う必要があります。


駒ヶ根の田中候補の応援は、共産党が中心になっていることへの嫌悪感を感じている人もいるようですが、
民主・共産が入り乱れることによって政党色が薄まり、より一層、庶民団体が主体となって支援する体制になっていくのではないかと見られます。


選挙も終番を迎え、庶民の判断と国政の考えが絡み合い、総力戦となってきました。
明日の朝刊にどんな「民主党小沢代表」のコメントが記事として発表されるか。
重大な関心を持ってよいのでは?