・シルク博物館の低サービス

駒ヶ根市のお荷物施設「シルクミュージアム」で納涼祭が開かれました。
・伊那毎日新聞 『納涼シルクまつり』
告知らしきものを見かけなかったのですが、信毎の小さな記事を見つけて開催を知りました。
(信毎が役に立つ一面です)


うちの娘たちが珍しく行って見たいと意欲をみせました。
姉妹二人で「綿あめがもらえるよ」と、無邪気な楽しみを持って出かけました。
ところが、帰って来ての感想が興味深い。

行ったらね。入り口はいると売店があるんだけど、どっちに行ったらいいのか分からなかった。
階段があってそっちに行ったらいいんだけど、目立つ目印もなくて困った。
入り口からグルッと回り込んだところに階段を見つけて、下りていったら受付があった。
新聞にはお祭りだから50円で入れるって書いてあったけど、無料らしくて良くわからない。
そのまま入っていいのかなと思って歩いて入ったら受付のお姉さんに呼び止められて、ギクッ!
「いくらですか?」って払おうとしたら、「中学生以下は無料でいいですよ。」
分かりやすく表示してくれればいいのに、驚いちゃった。
(内部で遊んだ様子は省略)
外で、新聞に書いてあった、綿あめサービスをもらいに行ったら、機械が壊れていてやってない。
直す気もないみたいだった。


シルクミュージアムがオープンしてすぐに見学に行った時に、案内看板の不備を指摘したことがありました。
入り口からは階下へ下りる階段の位置がまったく判別できない構造になっていたからです。
しかし、現在に至るまで改善されていないのにはあきれます。


そもそも、やる気がないのに形だけのイベントをやる意味が解りません。
どうしてやる気がないって判るんだ、と突っ込まれそうですが、シルクのHPにさえ告知がないんですから。
・駒ヶ根シルクミュージアム


お客が来ないから、レストランもずっと休業のままです。

  • サービスが悪いから客が来ない。
  • 客が来ないからサービスを削減する。
  • サービスが低下するから客足がさらに途絶える。

悪循環に陥っています。


もともと、「建設する」ことのみに意義があった施設です。
「利用する」ことは、作ってから考え始めた施設です。
存在するまでの過程に意味があり、存在そのものには意味がない施設。
いわゆる箱もの典型です。


箱物見学に興味がある方は、どしどし行ってやってください。
そして、箱物が建っている地面は、かつては優良な田んぼだったことを考慮して周囲を眺めてください。
そういえば、このコンクリートの箱物の上の段にも、夏だけ客が来る「木の箱物」があります。
オフシーズンの両箱物の寂しさは格別ですよ。