・エコロジー生活で50%off

終(つい)の棲家を手に入れてからまだ二年余り。
できることから始めているので、完璧なエコロジー生活には程遠い。
それでも、できることから初めていたらかなりの温暖化防止効果が現れています。


昨年は、家の生活環境を整えるのに精一杯で、「温暖化防止」といえるようなものには手が回りませんでした。
それでも、一般的な省エネ術はやっていたつもりです。
アイドリングストップなどの省エネ運転、待機電力削減などの節電、風呂の残り湯で洗濯、etc・・。


今年に入ってからは、仕事の環境も整ったことだし、温暖化防止対策の導入に積極的に取り組んでいます。
その効果は覿面(てきめん)でして、昨年の上半期(1-6月)に比べて50%オフ!
デパートの夏物バーゲンセール並に大幅カットに成功しました。


中でも最も効いているのがBDFの使用です。
 BDF:バイオディーゼル燃料、軽油代替燃料として普通のディーゼル車で使える。
田舎では車が不可欠であるとともに、CO2排出源の主要素となっていて、我が家のCO2排出量の50%を占める。


自動車燃料を全部BDFに替えたから50%減ったかというとそうでもないんです。
ガソリンは、BDFに替えられないので、奥さんの軽自動車と仕事で使う軽トラックは、削減の対象になりません。
しかし、軽油を使っていたワゴン車は、全体の22%の排出を占めていたので、これがゼロになる効果は大きい。


さらに、ちょい乗りででかいワゴン車を動かすのももったいない。
軽自動車でも、大きな鉄の塊を動かすことには変わりがない。
かといって、自転車で行き来するには坂がきつすぎる(体力落ちてます・・)
電動自転車を買うことも検討していますが、今あるものが役立てられないかな〜。


ありました。ずっと乗ってなかったバイクです。
何年も乗っていないのでエンジンはもちろん掛からない。
タイヤもボロボロでとても動かせる状態ではなくなってしまっていました。
でも、天下のホンダの傑作エンジンを積んだVT250SPADAですから、生き返らせる価値があるはず。


一日がかりで、キャブレターを分解して、細かなパーツ(ジェット類)に溜まった汚れ、詰まった付着物を丹念に取り除きます。
昔、バイクのレースをやっていた整備技術が生かされます。
タイヤはオークションで、レースに使われた中古品を安く(80%off)で手に入れます。
レースで使われた中古タイヤはサイド面は減っているが、センターはほとんど残っているのが特徴。
町乗りなら新品のタイヤと同等です。
これで、新車とまではいきませんが、駆動系のメンテナンスもバッチリやったおかげで、昔の走りが蘇りました。


2200ccのワゴン車を動かしても、BDFのおかげで計算上のCO2排出はゼロですが、10km走るのに1Lの燃料を消費していることには変わりがない。
代わりにバイクに乗ると、ガソリンを消費してCO2を出しますが、最先端のハイブリッド車をも軽く凌駕する低燃費。
気持ちよく走り回っても、実測で30km/Lですからね。おとなしくノロノロ走ればさらに改善できそう。
 こち亀本田速人よろしく、バイクに乗るとじっとしていられない性格なのでストレス溜めないためにもこのくらいはよしとしています)


原付(スーパーカブなど)の方がさらに燃費が良いんでしょうが、ないものねだりになってしまう。
あるものを生かして、よりエコロジーな方法を探る。
これが我が家のエコロジー方針です。


つづく。

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