・エコロジーで50%off 暖房編2

前回の暖房編の続きです。
FF灯油ストーブを子ども部屋に取り付けたと書きましたが、ほとんど灯油を消費していません。
シーズンを通しても10Lくらいだったと思います。


その理由は、薪ストーブの方が体が温まるので、みんな居間に集まってしまうからです。
これには、オマケの省エネ効果があって、部屋の照明電力が節電できます。
一つの部屋に集まっているのですから当然ですね。


主暖房は薪ストーブが受け持っていますが、日本家屋にはやっぱり炬燵(こたつ)が不可欠です。
ここには豆炭を使っています。


豆炭は、使っている人なら知っている通り、火をつけるのにガスコンロでかなり燃やさないといけない。
でも、我が家は豆炭着火のために無駄な火力は使いません。
薪ストーブを点火する時に、豆炭も一緒に投入して着火させてしまうからです。


朝、薪ストーブに火を入れるのは私の役目。
そのために、ストーブのある居間で寝ています。
前の晩に用意しておいた、焚きつけ、細い薪、中くらいの薪と順番に入れて火をつけます。
十分な火力になったところで豆炭投入。
さらに、太い薪を入れてガンガン燃やします。
部屋が暖まると同時に、豆炭も赤くなって着火完了。


薪ストーブの上には、鉄瓶を置いていつでも美味しい湯を用意しておきます。
さらに、大きな鍋に水を張って湯を沸かします。
沸いた湯は、ポットに入れて調理、洗い物へとフル活用です。
コトコト煮込む料理なんかの場合は、薪ストーブがコンロとして活躍します。


薪ストーブの周囲にレンガを積んであるのを見かけますよね。
実はあれでは熱がもったいない。
レンガが熱を吸収しても、再放出する熱は僅かな量になってしまうからです。


うちでは、ストーブの裏側にアルミの反射板を取り付けてあります。
アルミは熱反射性能に優れた素材です。
ガスコンロの周りに置く「レンジガード」をコンパネに貼り付けた簡単なものですが、
ストーブの熱効率はかなり向上します。
鏡やステンレスの鏡面ではダメですよ、熱を吸収しちゃうから。


補助暖房としては、電気も利用します。
足元を温める遠赤外線パネルとか、遠赤外線のガラスヒーターなんかも、
部屋を温めるほどではないが、局所的に温めたい時に使います。
適材適所、必要にして最小限の暖房のために機器を使い分けています。


人とは別に暖房が不可欠なものが水道の凍結防止ヒーターです。
これには、全系統に省エネコンセント(90%節電)というものを接続しています。
こんなことをいろいろやっているので、冬になったからといって電力使用料が増えるわけではありません。
年間通して、一ヶ月当たり200kw前後の消費電力量です。
このうちの半分近くは仕事で使っていますので、家庭の使用料は100kw前半。
五人家族が一戸建てで使う電力量としては決して多くないと思います。


つづく。