・自由「民主党」と連合長野

長野県知事選挙では、連合長野は村井氏を推薦して、全面的に支援しました。
ところが、23日の執行役員会では、
「政治活動は『民主党基軸』を継続する」
なんだか変です。


何が変かと言うと、村井氏は離党したとはいえ自民党の国会議院だった人。
離党の理由も、無党派を装った方が選挙に有利だから。
そもそも、知事に指名したのが首相秘書官の飯島何某。
ずぶずぶの自民党です。


ほんの2週間ほど前までは自民党を支援しておきながら、そ知らぬ顔で、民主党基軸を_継続_する。
選挙期間中は黒塗でなかったことにして、継続していることにしようというのでしょうか。
なんともご都合主義な団体です。
連合長野っていう団体のことは、↓のブログが分かりやすい。
http://blog.goo.ne.jp/miyacchi_z/e/93f5a90880a0332ee611b070e028bf7b


さらに、おかしいのが地域協議会の面々。
信濃毎日新聞の記事によると、

知事選で連合長野は村井仁氏を推薦。
民主党県連は自主投票で臨んだが、党第5総支部代表(県連副代表)らが田中氏支援で動いた。
執行委員会では飯田、上伊那の両地域協議会の代表から「十分な説明がない」などの批判が出た。


この人たちは、自分お立場を勘違いしている。
民主党の小沢代表と鳩山幹事長が現職の田中知事を支持。
これに同調した県連副代表のどこに問題があるというのだろうか。
民主党県連も自主投票だからどっちに付こうがお咎めなし。
連合長野が民主党基軸を継続しているのならば、党本部に連動した県連副代表の動きを批判するどころか、
賞賛してもおかしくないと思います。


批判されるべきは、党本部に造反して自民党県議と結託した方の民主党県連副代表たち。
何で、これらと一緒になった造反組の連合に説明をしなければならなのか、理解に苦しみます。
民主党は自分達の力によって支えられているとの思い違いが感じられます。
さらに、村井氏を支持したということで、考え方まで村井氏に合わせているのかもしれません。
言ってることが矛盾だらけ。でも本人はまともなことを言っているつもり。


これを裏付けるのが、先ほどの記事の続きです。

(連合長野は)「新県政の誕生で建設的な関係構築ができる状況になった。」とし、
「積極的に県政にかかわりを持ち、提言をしていく」とした。
 この日は、村井氏があいさつに訪れ、・・・


あれっ?民主党基軸の運動方針案はどうなってしまったのでしょうか。
村井氏は、同紙のインタビューで「政権与党との関係は大切にしていきたい」と名言。
当選直後には、自民党県議と一緒に自民党本部にあいさつ回りまでします。
武部幹事長は「党として村井県政を応援する」ですよ。
・SBCニュース 『村井仁氏が自民党本部訪問し協力要請、長野県の遅れ取り戻す』
連合が民主党といっているのはもしかして、自由『民主党』?


私は、連合とは何の関係もないので、勝手にやれば、と思います。
でも、マスコミを使って派茶めちゃな舞台裏を表沙汰にすることはやめてもらいたい。
別に、連合にけんかを売るつもりもありませんが、おかしいものはやっぱりおかしい。


おかしいのは、一部の上のほうの人たちだけでしょうがね。
一般労働者諸氏は、政治の利権にゆがめられた執行部にあきれているはずだと思いますよ。