・闇から闇へ葬る


五輪帳簿問題

村井知事が12日、県議会で五輪帳簿問題の調査打ち切りを宣言した。
一方で取材に対して「当時のIOC国際オリンピック委員会のひどさは知る人ぞ知る」と疑惑を”認定”。
「真相は闇の中で誰も分からない」と述べた。(TSBニュース)


闇にスポットライトを当てて、悪者を浮かび上がらせようとした五輪帳簿調査。
しかし、村井知事はスポットライトを消して、再び闇に戻そうとしています。


この問題について村井知事は、

当時の時代背景の中、関係者の間でさまざまなことがあった。
今になり特定の個人や団体の罪をあえて暴こうとする作業は建設的なことではない

と述べています。


当時の村井氏の地位から考えて、無関係だったというのは考えにくい。
知事の言葉にある「特定の個人」に、知事本人が含まれている可能性が否定できない。
自分の首を絞めるような調査を続行させるほど、村井知事は聖人ではないでしょう。


帳簿焼却問題は、違法行為として指摘されているのですから、
「罪を暴くことが建設的でない」との知事の発言は、司法の観点から見ると大いに問題があります。
犯人隠匿の罪で、知事が告訴されてもおかしくないのではないでしょうか。


あっ!、そうだった。
村井知事の前職は国家公安委員長
警察のトップだった人を告訴するような律儀な公務員はいないよね。

県職員給与

県人事委員会は13日、県職員(教員、警察官を含む)の本年度の給与月額と期末・勤勉手当を
昨年度の水準に据え置くよう、村井知事と萩原県会議長にそれぞれ勧告した。
知事は「十分に尊重して対応させていただく」と述べた。
8月の人事院勧告に準じた内容で、据え置きは2年ぶり。


でもね、新聞の経済面をみると、いざなぎ景気を超える好景気に企業はあります。
一方、県の財政は日本のトップを行く最悪の状態です。
比較する相手を間違えていると思いませんか。


財政が破綻していても、奪い取るように職員の給与は持っていかれてしまう。
大赤字なんだから、どんどん減って当然だと思うのだが、なぜか現状維持。
県職員にも、村井知事の受けがよくなる環境つくりの一環ですね。
知事選の闇の密約かもしれませんけどね。


TB先URL
http://d.hatena.ne.jp/s_kotake/20061011
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