・ボイス81、始まる

昨日、飯田市で村井知事が提唱する「ボイス81」なるものが開催されました。
81の市町村長と懇談する場として設定されているようですが、
NBSでは_市町村長から『御用聞き』_との見出しで報道されていました。


冒頭の挨拶の映像が流れていましたが、原稿を棒読みしている姿がバッチリ映ってます。
挨拶でさえ、自分の頭の中にはいっている言葉で語れないんですね。


映像ライブラリーは、期間限定ですが、↓にあります。
http://www.i-nagano.com/nbs-news/2006/11/02201712.html


村井知事は合併支援への積極姿勢を示すとともに、田中康夫前知事が始めた市町村支援事業「コモンズ支援金」については
「やり方を工夫し、基本的には続けていきたい」と述べた。
懇談の中で村井知事は、市町村合併について「田中前知事は合併に積極的ではなかったが、
合併の機運は醸成されてきている」と述べ、
「2007年4月までに、県も合併に関する審議会の設置準備をしなければならない」と語った。


また、「行政は継続性が大切」とし、コモンズ支援金のほか、市町村への県職員派遣についても
「特別な技能を持った県職員を、行政を補完するために派遣するのは、もっともな話」として、
いずれも継続する意向を示した。


前県政の良いところを踏襲するのは当然ですが、村井知事の言葉として、各事業に対する評価がないのが気になります。
良さを認めるからこそ引き継ぐのでしょうから、田中前知事の発案であっても
「良い事業」と言っても良いのではないでしょうか。


ところで、「ボイス81」の名称ですが、現状における81の市町村ですよね。
知事は合併支援に積極的ですから、81から減らそうとしていることになります。
すると、この懇談会の名称は、ボイス80、79、78、77、・・・と減っていくんでしょうね。
とっても変な懇談会の名称だと感じます。


村井知事は、県民を対象とした車座集会も開催するとしていますが、年内には一回だけです。
5回も開催される市町村長を対象とした懇談会との、格差は歴然としています。
村井知事が、誰の声を尊重して県政運営をしようとしているのかをはっきりと表している。


ただし、国を対象とした懇談会はどのくらい行われているのだろうか。
こっちの方は、県から給料を出させている「私設秘書」に任せているのかな。
それとも、すべて非公開で頻繁にお国の意見を聞いているのかもしれません。