・ボイス81で見えてきたこと

村井仁知事が市町村長と意見交換を行う「ボイス81」ですが、
知事が今夏の知事選で掲げた公約の一つで、今回が初めての開催でした。


下伊那地方1市3町10村の各首長がそれぞれ県に対する要望を伝えたほか、
産業振興や小規模自治体支援など地域共通の課題について話し合った。
自治体ごとの要望説明が行われ、道路や橋の改良整備に加え、
飯田市は「医師の確保」、阿南町は「携帯電話不通地域の解消」などを求めたとされています。


この中では「農作物の海外輸出」や「コモンズ支援金」「ふるさと振興局」「県職員の派遣」など、
田中康夫前知事が取り組んだ事業の継続を要望する声も強く、知事は、

行政の継続は非常に大事。何でもばさばさ変えるわけではない。どうしてもこれは変えなければ、というのを別にして、基本的にはそんなに変えるつもりはない

などと継続に理解を示した。


あれ?知事選の時には田中県政がダメだから換えなければならないと言ってませんでしたっけ。
選挙に勝つためだけの裏づけのない主張だった、ということが見えてきます。
これでは、前県政の継続が村井知事の県政運営の柱になる。
長野県のことをほとんど知らないで選挙に臨んだんですね。


また、懇談会を終えた知事は、意味不明な発言をしました。

充実していた。長野へ来て頂いてお話しするのと、こちらが出向いてお話しするのでは全然違う

と満足げだった。(毎日新聞


密室で一対一で密談するのと、衆目の中で公開論議をするのでは違って当然。
いったい本音はどこにある発言なのか?