・長野県議の適格性⑦ 小松 稔

小松稔議員

県議の適正を診断シリーズの六番手は自民党県議団の小松稔議員です。
選挙区は岡谷市 、当選回数は1回。


検証の根拠としては、平成17年8月25日に松葉謙三弁護士によって監査請求書された、
「長野県議会各会派の政務調査費に係わる住民監査請求書」を引用します。

政務調査費不正疑惑

 自由民主党県議団は、別紙1のとおり、①必要性がないのに、必要であると称して、県議団支部事務所を借用し、政務調査費を充当し、又は按分比率を高く充当し②県議団員の親族を支部職員として雇用し、その給与に、政務調査費を充当し、③飲酒を伴う懇談会(懇親会)に政務調査費を充当し、⑤必要性がない宿泊費に政務調査費を充当した。○数字の内訳は「返還すべき理由」を参照

別紙1 自民党県議団関係―返還請求合計 549万3300円

7、小松稔議員関係―返還請求額合計81万1000円

支部事務所の賃借料は不必要―返還請求額合計78万円

 議員が取締役をしている株式会社長野マイホームが同社の事務所として月額20万円で借りているところを又借りしているが、そもそも、支部事務所を借用する必要性がない。必要とするならば、どのように使用しているか証明する義務がある。全額を政務調査費から充当している。マニュアル9頁では、「調査研究事務所と政治団体事務所を兼ねる場合は政務調査費に」充当する額の上限は2分の1とされているのに、100%政務調査費に充当しているのは、違反である。そもそも、支部事務所を借用する必要性がない。必要とするならば、どのように使用しているか証明する義務がある。仮に必要性があるとしても、50%が上限である。少なくとも50%は返還すべきである。全額返還すると6万5000円*12=78万円となる。

③飲酒が伴う飲食費―返還請求額合計31000円

・ 6月13日、みどり経済研究会総会懇親会3000円
・ 6月19日、みどり経済研究会総会懇親会3000円
・ 7月26日、岡谷JCシニアクラブ会費5000円
・ 8月23日、諏訪権経営者協会県政懇談会懇親会5000円(6000円の内金)
・ 10月30日、西堀区商工会会費5000円
・ 12月26日岡谷JCシニアクラブ会費5000円
・ 1月5日、岡谷市民新聞新年祝賀会5000円

村井知事のダム政策支持

2月25日の事務所開きで、村井知事が示した浅川の穴あきダム計画について、
「浅川下流の住民の思いも考えて欲しい」と理解を求めた。


注記。

  1. 県議の画像は、会派のHPより。
  2. 違法性、不当性は監査請求の原文の表現をそのまま引用しました。
  3. 県議の採点表をつけていますので、参考にしてください。⇒  長野県議採点表


つづく。