・長野県議の適格性⑧ 下村 恭
県議の適正を診断シリーズの八番手は緑新会の下村 恭議員です。
選挙区は小県郡、当選回数は2回。
検証の根拠としては、平成17年8月25日に松葉謙三弁護士によって監査請求書された、
「長野県議会各会派の政務調査費に係わる住民監査請求書」を引用します。
- 緑新会の政務調査費の違法、不当な充当の中身
緑新会は、別紙2のとおり、①必要性がないのに、必要であると称して、会派の支部事務所を借用し、政務調査費を支出し、又は按分比率を高く充当し②会派議員の親族を支部職員として雇用し、その給与に、政務調査費を充当し、③飲酒を伴う懇談会(懇親会)に政務調査費を充当し、④政務調査に必要性がない旅費に政務調査費を充当した。○数字の内訳は「返還すべき理由」を参照
別紙2 緑新会関係―返還請求合計318万260円
1、 下村議員関係―返還請求額61万9830円
③ 調査研究活動に不必要な旅費―返還請求額65万7670円
以下の調査研究旅費は、調査研究に行っていないのに、政務調査費を充当したもので、犯罪行為に該当し、直ちに返還すべきである。
イ 名古屋と東京の三菱商事旅費合計26万1040円
・4月1,2日、子供宅宿泊食卓料3000円、輸入木材調査、452780円
・4月16日、三菱商事木材部―輸入木材調査、42280円
・5月20〜21日、子供宅宿泊食卓料3000円、輸入木材市場調査、45280円
・7月16日、輸入木材についての調査、42280円
・9月13日、輸入木材調査、42200円
・10月18日、輸入木材調査、43720円
ロ 新潟市―夢ハウスを訪問したと報告しているが、不必要である―返還すべき旅費合計13万9360円
・ 4月26日、木材利用方法について意見交換、23760円
・ 5月10日、木材利用についての意見交換、23760円
・7月8日、県産材需要拡大についての調査、22960円
・7月27日、県産材利用について、22960円
・ 8月18日県産材利用、22960円
・ 1月13日、県産材需要拡大についての意見交換
ハ 東進林業株式会社、東新木材―いずれも新潟市―こんな会社はないー返還すべき旅費合計70480円
・10月26日、東進林業、木造住宅の利用促進、23760円
・11月2日、東進林業、住宅部材の利用促進、23760円
・1月13日、東新木材と夢ハウス、22960円(夢ハウスで計算済み)
・2月10日、東新木材、国産材需要拡大問題についての調査、22960円
ニ 金沢ハウジング(現エンゼルハウス)を訪問したと報告しているが、調査の必要性がないー返還すべき旅費金額41990円
・8月11日、から松材利用促進―訪問の証拠なし、15140円
・1月18、19日、訪問の証拠なし、26850円
ホ 羽田議員事務所を訪問したと報告しているが、必要性がない―返還すべき旅費金額10万6960円
・4月7日、地域問題について懇談、13880円
・4月19日、同じ、13880円
・5月7日、同じ、13880円
・5月17日、政策検討会、15430円
・7月7日、地域問題についての要望、16720円
・7月26日、地域課題についての意見交換、14700円
・9月17日、地域問題の要望、18470円
注記。
- 県議の画像は、会派のHPより。
- 違法性、不当性は監査請求の原文の表現をそのまま引用しました。
- 県議の採点表をつけていますので、参考にしてください。⇒ 長野県議採点表
つづく。