・脱・脱ダムは既定路線

知事会見

ダム建設に踏み切った村井知事の会見内容が明らかになりました。

そこで実際に雨が降って貯まるか貯まらないかって話になりますと、これはその前提がどうであったか、そういう仮定の置き方がどうであったかという話になる訳です。
私はその点につきましては、もし水が貯まらないってことだったらですね、それはそれで、それだけの話ではないかというふうに思います。

科学的根拠は建前で、本質的には実に無責任な判断だったことを自ら認めています。


国土交通省が提示した数値を鵜呑みにして、お国の言われるとおりの公共事業のやり方に従ったまでだということになります。
最高の科学的知見に基づくはずでしたが、やはり真実は科学的知見は建前でしかありません。


知事の会見の原文をご紹介しますので、ご覧ください。
バカ正直と言ってしまえばそれまでですが、100億の事業に着手する判断の根拠がこれではね。

上流からの水が少なくて貯まらないんじゃないかっていうご指摘でありますけれども、これはある意味では3番目のご指摘になった450トン、100分の1という、その前提と私が申し上げた話と恐らく関連する話なんだろうと思います。
 それだけの流量がないということをおっしゃいましたけれども、それがあるかないかってのは率直に申しまして分からないんですね。ただ、この浅川ダムというものを造るという計画を含むこの河川整備計画、これを作るときの大前提として450トン、100分の1というものがあった。
 そこでは今のダムのポイントで、毎秒100トン程度のものを抑えなければならない、そういう割り当てといいますかね、そういう役割分担になっていたということでありまして、そこで実際に雨が降って貯まるか貯まらないかって話になりますと、これはその前提がどうであったか、そういう仮定の置き方がどうであったかという話になる訳です。
 私はその点につきましては、もし水が貯まらないってことだったらですね、それはそれで、それだけの話ではないかというふうに思います