・知事の言葉は口八丁・嘘八百

長野県議会

長野県の村井知事は16日の会見で田中前知事の脱ダム宣言について

『できるだけダムを造るべきではない』という考え方は基本的には間違っていない。ダムを当然の選択肢として作る時代は終わった

と述べたうえで、前知事が中止した浅川以外のダム計画については、
ダムが本当に必要かどうかを、それぞれのケースごとに検討して判断するという考えを示しました。


これが知事特有の『うそ・デタラメ』であることは、長野県民ならもうお分かりでしょう。

  • 「本当に必要かどうか」とは、村井語では、『本当に必要である』を意味する。
  • 「基本的には間違っていない」とは、『間違っていると考えるが、そう言わない方が受けが良い』が本意。
  • 「ダムを当然の選択肢として作る時代は終わった」に至っては、『心にもないことだが、ダム推進のためには賢者を装う必要がある』と化けの皮をまとっているだけに過ぎない。


 こういう輩をして「嘘八百」「口八丁」と評するのだろうが、
現実はもっと深刻で、老人性痴呆症もしくは虚言症の症状かもしれない。


 知事に就任して半年あまりだが、知事の言葉を信頼している県民はごく僅かに過ぎない。
多くは、言っていることと頭の中ではまったく別物と理解し始めていることだろう。
そうでないとすれば、長野県民はあまりにもお人好しである。


 県議会に求められるのは、このような言葉に責任を持たない知事の責任を問う姿勢だ。
検討中といったら、すでに決定済みを意味する村井語に理解を示すのではなく、
無責任発言、虚偽発言として責任追及を徹底的にするべきだ。


 老練な知事の手腕にはかなわない_などと、くだを巻いているようでは県民の負託には応えられない。
知事がまともだと思っていると長野県は大変な危機を招くかもしれない。
県民は県議を選ぶ際には、危ない知事の本質を見抜ける資質があるかどうか、よく観察しましょう。