・長野県議の適格性⑬ 清水 洋

清水 洋議員

県議の適正を診断シリーズの十三番手は志昂会の清水 洋議員です。
選挙区は上伊那郡、当選回数は1回。


検証の根拠としては、平成17年8月25日に松葉謙三弁護士によって監査請求書された、
「長野県議会各会派の政務調査費に係わる住民監査請求書」を引用します。

3、志昴会
 志昴会は、別紙3のとおり、①必要性がないのに、必要であると称して、会派の支部事務所を借用し、これに政務調査費を支出し、又は按分比率を高く充当し⑤必要性がない県外視察に政務調査費を充当し、⑥ガス代、電気代、新聞代、電話代における私用、後援会、会派事務所の負担按分割合を不当にし、政務調査費を多く充当した。

別紙3 志昴会関係―返還請求合計 130万3408円

3、清水洋議員関係―返還請求合計20万4930円

支部事務所の賃借料は不必要―15万円

 議員の自宅の隣にある自分が経営している会社株式会社清水商店から後援会事務所として月5万円で借り、その内75%37500円を政務調査費を充当しているが、そもそも、支部事務所を借用する必要性がない。必要とするならば、どのように使用しているか証明する義務がある。仮に必要性があるとしても、50%が上限である。少なくとも25%は返還すべきである。
1万2500円*12=15万円となる。

⑥新聞代全額に政務調査費を充当するのは不当―返還請求額54930円

 毎月の新聞代9155円を政務調査費を充当しているが、議員の自宅の隣の自分の会社から後援会の事務所として借用しているが、後援会や私用での新聞代もあるはずであり、100%を充当するのは、不当である。せいぜい50%とすべきである。9155円*12=109860円の半分54930円は返還すべきである。

     ◇     ◇

また、志昴会は元長野県特別職報酬等審議会の森永卓郎会長に対して、公開質問状を出しています。
"公開質問状(PDF)"
政務調査について、既得権を守ろうと必死な様子がにじみ出ていると感じられますね。


注記。

  1. 県議の画像は、会派のHPより。
  2. 違法性、不当性は監査請求の原文の表現をそのまま引用しました。
  3. 県議の採点表をつけていますので、参考にしてください。⇒  長野県議採点表


つづく。