・言論弾圧に加担する右派議員


国が燃える

 『週刊ヤングジャンプ』で2002年49号より2005年9号まで連載された。
本宮ひろ志の漫画、『国が燃える』(くにがもえる)は、
右翼団体、保守政治家から激しい抗議を受けて休載に追い込まれた。


 この時、抗議文を突きつけた「集英社問題を考える地方議員の会」に
一人だけ議員でない人が混じっていたのが、佐々木祥二元長野県議


 2004年43号掲載の第八十八話において、いわゆる南京大虐殺について取り上げ、
日本兵の「中国人百人斬り」や、逃げ惑う一般市民を機関銃掃射するシーンが描かれた。
また、資料(とされたであろう写真等)の矛盾点を修正して描いた為、
一部の読者や右翼団体、保守政治家から激しい抗議を受け、右派系のネット掲示板
ブログなどでも非難の声が多数上がった。
また、右翼の街宣車が三日間にわたり抗議の街頭宣伝を行った。


 ヤングジャンプ編集部は、「中国人百人斬り」の真偽が係争中であるという主張に基づいた保守政治家の圧力により、
該当する描写の訂正・削除を行うことと「国が燃える」の休載を発表した。
48号より52号まで一時休載となったのちに連載再開されたものの、休載直前から駆け足の展開となり、翌年1月には終了した。


 2004年11月11日、本誌上にて問題のシーンを含む二話(計21ページ)はコミックス版では削除されると発表したが、
単行本の発行は2004年33号掲載分までを収録した8巻(2005年2月発行)で停止したままである。


以上、ウィキペディア国が燃える」より抜粋。

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佐々木祥二氏の政治活動

 問題とされた漫画は「フィクション」と断り書きが入っているにもかかわらず、
右翼団体だけならまだしも、現職の議員たちが言論の弾圧に動いた点で注目されました。
さらに、地方議員の会にもかかわらず議員を落選した人物が一人だけ加わっていることが目に付きます。


 右翼団体と行動をともにし、議員でもないのにエセ議員としての言論弾圧活動は、
佐々木祥二氏の政治家としての本質が問われると思います。
本宮ひろし先輩、史実を曲げちゃダメ!@ヤングジャンプ

村井知事の政治活動との関係

 上記の行動から、佐々木候補が村井知事を崇拝する理由も理解できました。
右派政治家の総本山「日本会議」の長野名誉顧問が村井仁長野県知事その人なのですから。
日本会議


 参考までに、村井知事の右派政治活動です。

佐々木候補の選挙参謀の政治志向

 伊那毎日新聞の取材によると、佐々木候補の選挙参謀である福沢喜美選対委員長は、
「たった1つの議席共産党では情けない。とにかくこの現状を変えたい。何がなんでも勝つ。」
と、林候補が共産党の推薦を受けていることに異常なまでの敵対心を抱いています。


 林候補のところへは、民主党からも必勝祈願のため書きが送られているので、
全野党といった方が合っていると思いますから、見当違いもはなはだしい。


 共産党の肩を持つわけではありませんが、自民党極右の政治家を擁立した自分の立場をわきまえてもらいたい。
選挙の争点・特徴を尋ねられての答えだから、彼らが県民益のために選挙をしていないことが露呈しました。
長野県民のために活躍する優れた県会議員なら、基本的にはどこの党員だろうと構わないのではないかと思います。


 ただし、自民党政権のために地方で暗躍する村井知事の御用伺いとなるであろう候補だけはご勘弁願いたいのが心情です。