・沖縄県民にも外出禁止令が必要

米兵の夜間外出禁止令に言及したライト在日米軍司令官。空自司令部の移転式典で沖縄に外出禁止令が出るらしいと聞き、そこまで治安が悪化しているのかと、まじめに心配になりました。

外出を禁止されるのは沖縄県民ではなく、犯罪予備軍の米軍兵士だとわかって一安心。


そうは言っても安心できる状態でないのが沖縄の現状です。

防犯カメラで米軍兵士の動きを24時間監視しなければ安全が確保されないほど、危機的な環境にある沖縄は気の毒です。


ところで、沖縄は米軍の他にも、市民が危険に晒されています。

犯人は市民自身だというから根が深い。


沖縄県警交通企画課によると、二〇〇七年の交通事故発生状況は、飲酒絡みの人身事故件数は百十八件で、すべての人身事故(六千五百二十五件)に占める割合は十八年連続で全国最悪。

飲酒絡みの死亡事故も同様に、全死亡事故(四十件)に占める割合は十三年連続で全国最悪。


飲酒運転の摘発件数は五千二百九十五件で、人口千人当たりの件数では全国平均の六・七倍で、全国最悪。

一回の違反で九十日以上の免許停止となる呼気一リットル当たりアルコール分〇・二五ミリグラム以上の摘発件数は三千六百六十一件(全体の69%)で、二位の東京都より一千件以上多く、全国最悪。


よくもこれほどまでに全国最悪が並んだものだと寒心します。

これも、米軍が駐留することで引き起こされる社会モラルの低下だとしたら、市民生活の破壊のうえに日本の安全保障が成り立っていることになる。

経済、安全保障ともに、米国重視の政策を見直すべき時期に来ていると思います。