・駒ヶ根市の中学校は振り出しに

第1回駒ケ根市中学校区一部変更検討委員会開催 ―事務局側が通学区変更のシミュレーションを示す― 伊那毎日新聞駒ヶ根市の中学校問題がやっと振り出しに戻りました。

通学区が適切でないために、二校ある中学校の生徒数に大きな違いが出ていました。


かつて駒ヶ根市では赤穂中学校が荒れ放題となり、大規模校による弊害だとして「赤穂中学校の生徒を東中学校に受け入れてもらおう」という機運が高まりました。

子供たちのためならばと、東中学校PTAも前向きの意向を示していたところへ、赤穂中学校側の一部から「通学区を変えるのはいやだから東中学校本体を赤穂に近づけてしまえ」という、驚天動地の意見が出されました。

荒唐無稽な意見と排除されるかと思いきや、当時の市長や教育長は大乗り気。
(注記:市長は代わったが教育長は現在も居座ったままです。)

一気に、東中学校を移転させるための市民啓蒙活動がスタートしました。


市民に向けた懇談会では、教育長が先頭になって現在の東中学校には問題があり、移転新築しか解決の道はないと洗脳します。

挙句の果てには根拠のないデマを発言します。

市民からの質問

「過小規模校になると、教員が非免許の教科を教えることになるが、非免許の教員から教科を教えてもらった場合、生徒の学力はやはり落ちるのか。」

教育長が応える

統計的にでます。技術家庭科や美術などは、才能のある子供たちも、専門の先生に教わらないために、伸びないことは当然起こりえます。』

県の教育委員会にも問い合わせましたが、統計的なデータはなく、教育長の個人的な先入観であることが裏付けられています。
(その当時に問い合わせたのは現在駒ヶ根市長となった杉本氏)


さて、紆余曲折あって駒ヶ根市を中心とした合併工作が失敗すると、「道路を作るだけで手一杯なので新中学校は無理です。」と白旗を揚げる始末。

子供たちの教育のためだといってきたのは真っ赤なうそで、合併特例債という「旨い話」に乗るための手段の一つに過ぎなかった。


子供たちを出汁に使った心を病んだ教育長も、前市長と共に葬り去られると期待したのですが、杉本市長は何も考えているのか留任させた。

教育者としてあるまじき行為をもみ消しにせず、むしろその矢面に立たせ続けることで、教育長として犯した罪を背負わせたまま茨の道を歩ませることを選択したようです。

やるじゃないか杉本市長。