・モラル低下を促進するdocomo

今朝の朝刊、docomoの新聞広告に強い違和感を覚えました。

堤真一演じる社長が女子社員と並んで椅子に腰掛け、携帯で会話する設定です。


「社長、どうして直接話さないんですか?」

「いいじゃない、タダなんだし」


携帯電話の害悪が社会問題となっているこの時期に、携帯の弊害のひとつとして槍玉に上がる「直接会話の減少」を逆手に取った企業モラルが問われる広告です。

さらに付け加えれば、機械を通じて話をすれば、無駄なエネルギーを消費することで温暖化防止に逆行する。

NTTに潜在する社会モラルの低さが顕在化した一例で、携帯を売り込むためには手段を選ばなくなった、かつての巨大企業の崩落の前兆のような気がします。


社会モラルの低下は、この「いいじゃない、○○なんだし」に由るところが大きい

快楽、快適のためにはモラルや責任といったものが軽んじられる。

情報機器の売り込みにモラルが低下すると、加速度的に波及効果が現れると思われ、危機意識を高める必要を感じます。