・上伊那は族議員vs民主議員の構図

昨日、長野県石油商業組合上伊那支部が上伊那選出の自民党宮下一郎衆院議員と伊那市内で懇談し、経営が逼迫している現状を訴え、国として中小の石油販売業者の経営改善に向けたエネルギー政策の実現を要望しました。

懇談で支部側は、揮発油税ガソリン税)を道路特定財源から一般財源化することについて、「地方の人はぜいたくで車に乗っているわけではない。取得税など見直す必要がある」「税金を下げてほしい」という意見がだされました。


これを受けて宮下議員は、「気持ちはよく分かるが、国全体とすれば火の車。減税するのはなかなか難しい」と述べるにとどまった。

ここで言うところの国全体とは比喩表現であって、道路特定財源に群がる利権集団に支えられている宮下一族の立場からすれば、建設業界の保護が国民の生活よりも優先することを表したものです。

上伊那地域の生活者の願いを聞き入れない姿勢を鮮明にした発言として、有権者は注目すべきです。


民主党は、石油価格の高騰を緩和するために、再度の道路特定財源廃止を目指すと聞いています。

国民の暮らしを守る政策と、道路族の利益を守る政策のどちらを国民が選択するのかが問われます。

宮下一郎議員が、道路族の利権を守る政策を推し進める『族議員』の一員となるなら、これを打破するために民主党の加藤学候補には、国民の暮らしを主体の『民主議員』の一員として対抗してもらいたい。


族議員・宮下 vs 民主議員・加藤の構図がはっきりすれば、有権者の選択肢は判りやすくなります。

それでも宮下一郎が議員でいたほうが得をする人には何を言って無駄だと思いますが、利権の恩恵にあずかっていない大多数の有権者は、国のため、地域のためにどちらを選んだ方がよいのか周りの人と話す機会が増えそうですね。