・北京五輪に悶々とする

厳戒態勢の鳥の巣 産経新聞北京五輪が始まる。

切実なテロの脅威におびえながら大会に参加する選手は大変だ。

期間中には相当数の死者が出るとも予想されている。


テレビ観戦が一番安全ですが、危険と隣りあわせで現地で戦う選手に声援を届けることはできない。

経済的にも時間的にも余裕のある日本人でも、隣国で開催されるオリンピックに応援に出かけることをためらうのは、危険性が高いことに加えて中国の非道が許せない気持ちがあると思います。

自国の利益だけを優先し、周辺国を力で服従させるならず者国家中国へ、平和の祭典の参加者として送り込まれた選手たちの気持ちは複雑だろうと思う。


中国でオリンピックが開催されるのは、世界が中国に及び腰になっている現われだと思う。

日本は、毒入り餃子の件を見ても明らかだが、完全に中国の言いなりになっている。

元々、米国の言いなりになっていた日本なので「大国」に服従するのが自民党政権金科玉条となっている。

自国民の安全までも大国の動きに任せなければならない、自立できない日本になってしまっている。


北京五輪の開会式は、テロ集団と中国当局の水面下でのせめぎ合いで勝利したものが主役となるだろう。

中国が制圧できれば、国威発揚の絶好の場として世界に示せる。

テロが勝てば、五輪史に悲惨な歴史を刻むことになる。

どちらもいやだ。


悶々としたままテレビで応援しなければならない。