・駒ヶ根市に場外車券売り場の計画

山梨県のサテライト双葉長野県はギャンブルとは無縁な県として全国でも稀有な存在です。

競馬場や競輪場はもちろん、場外馬券(車券)売り場もありません。

長野県以外では、沖縄県だけだったと思います。

教育県としての名に恥じぬ、健全な社会環境を維持していることは県民の誇りです。


ところが、駒ヶ根市がこの県民の誇りに傷をつけようとしているというのです。

読者から寄せられた情報によると、駒ヶ根市に場外車券売り場の建設計画が持ち上がっているらしい。

場所は駒ヶ根市赤穂北割で昭和伊南総合病院の近くで、小中学校の通学路に面しているという。

かなり具体的に計画が出来上がっているようです。


自転車競技法などで、場外車券場設置には「文教施設や医療施設から相当の距離」があり、それらに「著しい支障を来すおそれがない」ことが必要だ。

しかし、経済産業省車両課の見解では、「『相当の距離』がなくても著しい支障が出る恐れがなければよい。」と、ずさんな設置許可が横行しているようです。

自転車競技法施行規則第15条 法第5条第2項の経済産業省令で定める基準(払戻金又は返還金の交付のみの用に供する施設の基準を除く。)は、次のとおりとする。
(1)  位置は、文教上又は保健衛生上著しい支障を来すおそれがない場所であること。
地元の自治体や住民の同意は必要とされていないので、業者と国と地元の実力者が結託すれば建設の障害はほとんどないといっていい。

唯一、県知事が意見を述べられるが、「意見書を提出することができる」とあるだけだし、長野県の知事は自民党の飼い犬である村井仁なんだから、住民の利益を代表するなんてことはありえない。


さて、とんでもないギャンブル施設が長野県、それも駒ヶ根市に具体的に計画されているとなったら、黙っていては大変です。

市議会はもちろん、市長にも住民の側になって反対を表明してもらいたい。

まさか、杉本市長が市の収入増を見込んで誘致しようとしているなんてことは無いだろうな。

いかに財政が厳しいからといってギャンブルに手を染めるような自治体に成り下がってもらっては困る。


教育的な立場から教育委員会もはっきりと建設反対を表明するべきだ。

しかし、駒ヶ根市の教育長は金目当てに教育を犠牲にすることを厭わない性質の方だ。

建設利権に与して中学校を移転させようと住民の洗脳役をかってでたり、小学校の敷地を建設会社の住宅開発に提供するなど前歴はたくさんお持ちだ。

杉本市長も駒ヶ根の恥としての顔を前面に出し始めているこの時期だから、不安は募るばかりだ。


ギャンブル場と無縁だった長野県民、そして駒ヶ根市民には競輪場の場外車券売り場ができるということの実害は想像できないだろう。

少なくとも私は競輪場がある街で育ったから、どんな悪影響が発生するのかこの目で見てきた。

駒ヶ根には絶対に作らせてはならない。

これだけは強く伝えたい。