・草磲剛の公然わいせつは過剰報道

車に乗り込む草なぎ剛容疑者SMAP草磲剛が公然わいせつで逮捕された事件が大事に発展しているようです。

裸になって騒いだことは確かによくない行いではあるが、NHKがトップニュースで扱うほどのものでもないだろうと思う。

今回の事件は、犯した罪は軽いが、その社会的な影響が甚大という意味で、捉え方が難しい。


酒に酔って暴れて警察のご厄介になる。

経験はないが、日本全国で探せば毎夜のごとくあちこちで見られる光景ではないだろうか。

手に余る酔っ払いを「犯罪者」として検挙していては、忙しい警察も大変だろう。


法に触れる行為であっても、一般人なら新聞の片隅にさえ取り上げられないはずだ。

芸能人の愚行がたまにあっても、週刊誌で取り上げられ、ワイドショーであーだこーだと言われるのがせいぜいで、一般紙が取り上げたとしても社会面の小さな記事だろう。

ところが、草磲剛容疑者は全マスコミがこぞって報道し、ほとんどがトップニュース扱い。


大企業のCMキャラクターだったり、映画やテレビ番組の主演など活動範囲が多岐にわたり、その存在も大きかったことが事件の大きさとは無縁に影響が拡大している。

これに便乗して、総務省の鳩山大臣(地デジ命)がこのときとばかりにパフォーマンスを演じて、そうとうひんしゅくを買っているようです。

目立ちたがりのバカ丸出し大臣だ。

あほう総理とおバカ大臣の組み合わせは、いかにも今の自民党らしい。


草磲剛はバカなことをやってマスコミに徹底的に叩かれるが、こちら(自民)のバカはますます偉そうに振舞う。

どちらのバカが性質(たち)が悪いかといえば、自分の好き勝手に権力を振り回す鳩の方だと思う。

麻薬を疑って家宅捜索した警視庁の勇み足が批判されないのが不思議でならない。

草磲は、もう十分に報道されたと思うから、「公園で暴れるまでの足取りなど、今後の捜査に注目」なんてのはいらないんじゃないかな。