・日本タンポポ化計画2009

日本全国で、繁殖力に勝る西洋タンポポが勢力を拡大している。

都市部ではその傾向が顕著になっているという。

2005年に関西で調査されたデータによると、外来種の比率は6割を超えている。

大阪や兵庫では7割を超えるというから、都市緑地(公園など)では西洋タンポポが大きな顔をしているようです。

一方で、池の土手・林や林縁では在来種が過半数を占め、里山的な環境に在来種が多く分布していることになっている。


里山的な田舎に暮らすものの実感としては、外来種の存在は、関西のデータよりも多いように思えます。

特に、繁殖域の拡大は外来種のほうが早い。

家の周りでも、見る見る在来種が劣勢に立たされてしまっていく。


そこで昨年から、庭(30坪ほど)に限って西洋タンポポをすべて駆除してきました。

この効果は目覚しく、庭に自生するタンポポの9割以上が在来の日本タンポポに変化しました。

両者の繁殖力は大きくは違わないので、ちょっと力を貸してやれば日本タンポポも繁殖力を復活させる。


しかし、庭以外では圧倒的に西洋タンポポばかりが目に付く。

こちらは感覚的に9割以上が外来種だ。