・長野五区合同演説会in飯田

JC主催の合同演説会が飯田市で行われました。

正確に言うと、長野五区の五人の候補者が主催者で、JCは運営を担当していることになっている。

本音と建前が使い分けられている選挙ならではです。


前回は21日に伊那市で開催されて200人ほどの寂しい聴衆ででしたが、選挙も終盤になったということで今夜の飯田は300人以上は来ていたようです。

宮下一郎をはじめとして、加藤学を除いた4人の候補が上伊那を本拠地にしていることを考えると、飯田で集まった聴衆は加藤学に期待して訪れたと考えられなくもない。

宮下一郎と加藤学の勢いの違いが、こんなところにも表れたんだろう。


さて、演説の内容はというと伊那会場と大差なくて、ほとんど寝ながら聞いていました。

両方の会場に足を運んだ聴衆が少ないことを考えれば当然のことかもしれませんが、成長の跡が見えない各候補の演説にはがっかりです。

特に、地域が抱える課題に対しての突っ込みが明らかに不足していて、コーディネーターの地域政治への関心の低さが露呈していたようです。

「あなたが総理大臣になったら」なんて質問を両会場でしていましたが、小学生レベルとしか言いようがない。


ところで、演説会の途中でウトウトしていたら、目をあけたら時には社民党の候補者がいなくなっていました。

しばらくするとドシドシと歩いて戻ってきて、ドシッと椅子に腰かけます。

どうやら便所に行っていたようです。


登壇する前に十分に時間は用意されていたにもかかわらず、始まってから席を離れて便所ですか。

聴衆をバカにした振舞ですよ。

比例の得票目当ての緊張感のない候補だから仕方がないにしても、衆院選の候補者としてはかなり不適格な人物だと思いました。


盛り上がらなかった演説会ですが、やる意義は大きいと思います。

事前に大宣伝をして、万人の聴衆を集め、民放各局で生ないし録画で放映すれば、有権者の重要な選択情報をなることは間違いない。

しかし、公職選挙法の壁が立ちふさがっていて、多くの有権者に演説者の声を届けることが許されていない。


政権交代したら、金がかかりすぎる選挙手法を根底から見直し、情報通信媒体を有効に使った「広く発信して経費がかからない方法」を絶対に取り入れてもらいたい。

もちろんネットも解禁してね。