・長野市の大量無効票の原因

長野市の選挙で大量の無効票が投じられた原因について、当ブログでは「鷲沢陣営陰謀説」に触れた。

当てずっぽうではなくて、過去の類似例から判断したものであって、結構自信があった。

保守系の多選市長で土建屋を支持母体とし、対立候補共産党が味方している、あたりがポイントだ。


さて、検証のしようがないと思っていたら、読者からお墨付きを頂いた。

そのものずばりの指摘を表に出すにはまずいので、におわせているブログから。

ミルクとココアの眼: 長野市長選挙 敗因?


『抜粋』
2000年の田中さんが知事選に立候補したとき、上田方面で開票立ち会いをされた方が知り合いでいますが、その方が
「カタカナでしかも普段文字と縁遠いと思われる人の書いた文字(カナ釘文字)の票が、吉村の後継者の名前を書いていた。投票の時も見ていたが、土建屋のワゴンバスでわぁーとやってきて、投票を済ませるといそいそとワゴン車に乗っていく。土建屋の組織票はこういう時に効くのだと恐ろしさを覚えた」
と、私に話してくれたのが強く印象に残っていますが、それと同じ事が起きたのでしょう。
このような過去の事例が今回も発生していたというのだ。


また、対立候補共産党が動けば、現職陣営に某宗教団体が加勢するのは当然の成り行きだ。

これもまた今回の市長選挙で「実働」したようだ。

長野市の選挙事情はよくわからないが、他の市町村の選挙で発生した過去の事例とさして違いはないだろうと思っていた。

だからこそ、尋常ではない無効票が明らかになった時に、「やっぱりな」と感じた。

読者から生々しい実情について報告があり、予想が的中していたとわかったことで選挙の怖さを改めて実感させられた。


表ざたにはなっていないが、福祉施設などからの『送迎サービス』や選挙日限定の『オンデマンド送迎』も少なからず実行されていただろう。

保守本流の多選市長がとる戦術は、『なりふり構わず』だから接戦にはめっぽう強い。

保守票を割る戦術で臨まなければ、現職の壁を突き破るのは難しい。


だからこそA級戦犯の罪は重いのだが、しばらくこの戦犯については触れないでおこう。

すべては県知事選挙で村井仁や後継候補を落選させるためだから。