・壁の内側に氷

昨日に引き続いて水回りの壁断熱に一家総出で取り掛かる。

父は壁の剥がしと再貼り付け。

長女と三女はグラスウールの充填。

妻と二女は発泡スチロールの充填。


新たに発泡スチロールの充填が登場したのにはわけがある。

浴室の東面には窓があるが、この下部の壁を剥がしたところ「氷」を大量に発見!

壁の中に氷はあってはならないものですよね。


浴室の窓が結露し、サッシ枠の隙間から染み込んだようです。

これでは、いかに防湿したとしてもグラスウールは使えない。

急きょ、妻にカインズホームに急行してもらい発泡スチロール板を買ってきました。

グラスウール100mと同程度の断熱性を確保するには、30mm厚の発泡スチロールを空気層を挟んで二重にする必要がある。


在来軸組み構造の我が家は、壁の中心に貫が通っているので、これを挟んで発泡スチロール板を入れることで計算通りの断熱構造にすることができた。

サッシからの水漏れも止めなければならないので、下部と側のサッシの接合部をきれいに清掃し(三女の仕事)、エアガンで水気をなくし、シリコンシールで厳重に密閉しました。


日が暮れ始めた頃、作業も最終段階に迫り風呂場が暖かくなるなと思いつつ、外してあった窓をサッシ枠に入れようと持ち上げたところ、「ピシッ!!!」。

ガラスが割れてしまいました。

何も当たっていないし、無理な持ち方をしたわけではないんですが、斜めに真っ二つ。

こんなこともあるんですね。


「今夜の風呂場は吹きさらしだ・・・。」と、子供たちの嘆きが聞こえてきましたが、幸いなことにポリカーボネートの二重窓にしてあるので、吹きさらしにはならないし、この状態でもガラス単板の窓よりも暖かい。

割れた窓ガラスは、単板ガラスに戻すのでは芸がないので、オリジナルのポリカーボネート4層構造に改造してみようと思う。

中空のポリカーボネートを1mmの空気層を挟んで二枚重ねに貼り合わせてつくる。


これを網戸レールに中空ポリカーボネートを足した「二重窓」に入れると、熱貫流率は2.5(W/m2・K)になるから、不活性ガスを充てんした高断熱複層ガラスに匹敵する。

㎡単価は3666円で、3mmのガラスと同程度の価格だ。

浴室のように元々すりガラスが入っていた場所なら、ポリカプラダンの高性能窓はデメリットなしで使える。