・民主党の在り方

先週、注目すべき報道があったのですが、一週間たっても話題が盛り上がらないので不思議です。

みなさんの眼には留まっていたでしょうか。

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民主の現状「大政翼賛会」=小沢氏の手法批判−渡部氏

 民主党渡部恒三衆院副議長は22日、時事通信社のインタビューに応じ、同党の現状について「(鳩山由紀夫首相より)圧倒的に小沢一郎幹事長の方が力がある。(同党議員のうち)130人は兵隊みたいに何でもついていく。大政翼賛会だ」と述べ、小沢氏への権力集中に強い懸念を示した。

 渡部氏は、2010年度予算編成に向けた同党の重点要望に関して「選挙のために(予算を)付ける、付けないと言うこと自体が許せない」と、小沢氏主導の陳情選別を厳しく批判。

「わたしは若い議員に期待している。そんなに時間がかからないうちに、必ず良識を取り戻す」と強調した。

 また、来年以降の政局見通しに関して「自民党はなくなる」との見方を示すとともに、「自民党がなくなったときは、民主党を二つに割って二大政党をつくるしかない」と、政界再編の可能性に言及した。 (2009/12/22-時事通信

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政権交代を選択した民意の大勢は、渡部恒三の見立てに納得するのではないでしょうか。

選挙のために政策があるとする小沢民主党の考え方は、一理あるようにも思えますが有権者の思いを計りちがえている側面もある。

小沢さんの考えに異を唱える勢力が力をつけて、拮抗することで党内のバランスが保たれるのではないか。


民主党内が安定するためには独裁ではなく力のバランスだと思います。

小沢さんの本意がどこにあるのかは掴みきれませんが、選挙のためにと頑張っているなら有権者の思いをもっと大事にすることにも配慮が必要だと思います。

策士策に溺れる危険性を小沢戦術ははらんでいるように思えてなりません。


鳩山首相以上に金にまつわる問題で印象が悪い小沢さんです。

国民への見せ方に今以上の工夫を求めたい。