・電圧上昇抑制で年差額5〜6万円

先週末、太陽光発電の電圧上昇抑制に気がついて、中部電力に調査を依頼しました。

月曜日に担当者が計量機器を設置していきました。

売電メーターと近くの電柱に電圧記録計を取り付けていきました。

来週の火曜日までデーターを収集して、中電側に電圧上昇抑制の原因があるのかどうかについて調べるのだそうです。


これに付随して、パワコンの設定電圧を109Vまで上げました。

これでも電圧上昇抑制が一部には発生するのですが、かなりマシになる。

影響はかなり大きい。


庭に設置した3.33kwのシステムは、瞬時最大発電量として3.76kwを記録した。

定格発電量の13%増だから大したことがないと思われるかもしれないが、この値は大変な出力です。

太陽光発電は、システム出力係数を0.7程度に見込むのが一般的。


これは簡単にいえば、発電ロス。

当システムでも、温度上昇による損失が15%、配線、受光面の汚れによる損失が5%、パワコンの損失が2.5%で20%前後の発電量の低下が見込まれている。

見込み発電量としては2.7kw辺りが妥当な線だ。


電圧上昇抑制に気がつく前までは、高くてもこの程度の発電量だったが、設定電圧を109Vに上げて、一気に発電量が急増した。

8月が快晴続きだったことを考えると、相当の発電量を失っていたことが予想される。

倉庫屋根の6.66kwシステムは、未だ電圧上昇抑制の影響が少なくないので、最大でも5.53kwにとどまっている。


定格発電量の17%落ちだから、ロスを見込むと妥当な発電量だが、庭系統の『成果』からするともっと発電量が伸びてもおかしくない。

来週以降に検討される中部電力の改善提案に期待するところが大きい。

発電量が一割増えると、年間の売電金額で5〜6万円の違いが出るから、決して『誤差』などという程度のものではないです。