・太陽熱温水器のボールタップを補修

今日は太陽熱温水器の話。


井戸水を使っていましたが、今日、涸れました。

田んぼに水が張ってある時期だけ水位が上がる、半空井戸だからです。

それでも約半年はお風呂の給水に重宝しています。


井戸水ポンプで太陽熱温水器へ揚水していたのですが、今日は様子がおかしい。

井戸の水位が下がって、取水口に水がない状態になったからでした。

仕方がないので、水道に切り替えました。


すると、太陽熱温水器から水漏れがしてきます。

水道水のほうが圧力が高いので、ボールタップが止水できない状態のようです。

ゴミでも詰まったのかもしれないので、屋根に上がって点検します。


ボールタップを点検清掃するためには、太陽熱温水器から取り外す必要がある。

工具一式を持って梯子を登って屋根のてっぺんの太陽熱温水器にたどりつき、ボールタップを外します。

外したボールタップがやけに重い。


ボールタップに付属している浮き玉(ポリ玉)に水が溜まっているではないですか。

これでは水位が上がっても、ボールタップを閉める力が足りません。

さらに、取り付けのネジ部分が壊れてしまって再度取り付けができない。


交換部品をホームセンターに捜しに行きましたが、どこにも適合部品が置いてない。

ネットで探せば類似品はあるが、取り付けネジの規格が異なる。

一般的なポリ玉は耐熱温度が50度なので、太陽熱温水器では使えません。

高耐熱仕様はネットにはありますが、やはりネジの規格が違う。

最終的な結論は、高耐熱仕様のボールタップセットをネットで購入するしかないようです。


しかし、入手には一週間程度かかります。

明日から連休に入るからです。

それまで太陽熱温水器が使えないのでは困るから、暫定的に修理することにしました。


取り付け部分に穴をあけて中の水を出し、タップでネジを切ります。

ネジを補強するためにヘリサートを挿入します。

ひび割れには瞬間接着剤と万能接着剤を併用して、しばらくは水がしみこまないように補修します。

これで、代替部品が来るまでの日数の使用に耐えてくれると思います。


今日のポイントは、ヘリサートです。

劣化したプラスチックはもろくなっているので、タップでネジを切っても強度が不足します。

ネジ山が壊れないように、ステンレスの内ネジをはめ込んで補強するのがヘリサートです。