・駒ヶ根市役所のずさんな仕事の実態

29日に駒ヶ根市役所のずさんな実態をレポートしましたが、新たな怠慢が明らかになりましたので続報です。

耐震診断の時期が、耐震補強の補助金申請に間に合わなかった理由が分かりました。

お役所の都合だそうです。


耐震診断を受ける世帯数を10件にしたかったので、耐震診断報告のとりまとめの時期をずっと後ろにずらしたんだそうです。

その結果、耐震補強の補助金申請に間に合わなくなることは、考えもしなかった・・・。

市の重要課題として取り組んでいる耐震対策ですから、担当者が手抜きをしていても上司が目を光らせていなければならない。

しかし、現実には、その上司も気にとめていなかったようです。


昨年、駒ヶ根市からの案内が来て、耐震診断から耐震補強の流れで行くはずだったものが、耐震診断は一年遅れ、耐震補強は2年越しです。

お役所仕事と言ってしまえばその通りですが、職員個人の資質が低いといわれても仕方がないですね。

今年度に耐震補強工事に着手できれば、断熱工事を兼ねることが可能で、住宅エコポイントの対象になれるはずだった。

来年も住宅エコポイントは実施されるかどうかは不明なので、もし廃止されてしまえば数十万円を損することになる。


駒ヶ根市には、市民の利便性とか経済性とかには無頓着で、お役所の都合、目先の帳尻合わせのために働いている職員がいるということが分かった。

市長の政治姿勢が反映しているに他ならない。

駒ヶ根市の杉本市長は、自分では責任を取らず職員や市民の判断に任せることを信条としている。


職員は責任を取るのが嫌だから、判断を回避したり先送りしたりすることを前提に仕事に取り組むことになる。

だから、今回のようなずさんな仕事が当たり前のように生まれてしまう。

担当者も指摘されてはじめて気がついたようだが、国の補助金の締め切りに間に合わせるように申請の時期を決定するという観点は欠落していたようです。


あきれてものが言えない・・・。