・布マルチの田植えとちひろ美術館

2011年度産の水稲布マルチ栽培に使用する布マルチを敷設しました。

朝の4時半から初めて途中で朝食を挟み、9時半には終わりました。

風の影響を避けるために、穏やかな朝のうちに済ませてしまうために早朝の作業を選択しました。


布マルチの素材はくず綿で、とっても軽いために風に煽られるとめくれてしまって地面に敷き詰めることができません。

我が家の田んぼは風の通り道にあって、瞬間最大風速が20メートルを超えることも珍しくありません。

今日の瞬間最大風速も7メートルを越えました。


布マルチロールを転がしながら隣との重なり(10cmくらい)に動力噴霧ポンプで圧送した水を吹き付けて「接着」させます。

つなぎ目が風でめくれてしまわないようにする対策です。

水に浮いた状態の綿なので、風が拭けば簡単に押し流されてします。


すべて敷き終ったら、5m間隔に縄を張って強風が吹いても全体が風に押し流されないようにします。

風が特に強い我が家の田んぼの特性に合わせたオリジナルの風対策です。

この対策のおかげで風によって布マルチが影響を受けたことはありません。


後片付けが終わったのが9時半ころ。

一休みしてから家族サービスに出かけることにしました。

昨夏の長野県知事選挙で関わった松本猛さんが前館長を務めていた安曇野ちひろ美術館へ出発!


ところが行楽の県外ナンバー車で大渋滞。

ファミリーレストランで遅い昼食を済ませてから安曇野ちひろ美術館に到着したのは午後3時を過ぎていました。

ゴールデンウィークの行楽地に出かけるということは、こういうことなのだと実感しました。


美術館も超満員。

絵を見ているのだか人だかりを見ているのだか分からないような混雑で、美術館は平日にゆっくり鑑賞するものだなと思いました。

連休中は、中学生は部活、高校生は生徒会活動、親は仕事が忙しく、家族全員が揃ってすごせるのは田植えの日だけです。


この日だけは学校の行事があっても手伝いが優先します。

中学校の先生も部活よりも田植えの手伝いをしろと指導してくれているようなので助かります。

自分が食べる米は自分が手伝って育てるという百姓の当たり前の生活が、近所でも見かけることがほとんどなくなってしまったのは残念です。

田舎の良さが最も発揮される、家庭の教育の基本だと思うんですがね。


早朝から田植えして、家族サービスで行楽して、今日はくたくたです・・・。