・民主党震災対副策本部長が隠れてゴルフ

民主党の石井一選対委員長が今月上旬のフィリピン訪問中、在留邦人らとゴルフをしていたことが6日、明らかになった。
石井氏は党東日本大震災対策本部の副本部長を務めており、野党や被災者から批判を浴びるだろう。
スポーツ報知の記事が詳しいので全文を紹介する。

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石井・民主副代表らフィリピンでゴルフ「国外なら目につかない」

 民主党の震災対策副本部長を務めている石井一副代表ら同党議員3人が、訪問先のフィリピン・マニラ首都圏郊外のゴルフ場で5日、在留邦人らとゴルフをしていたことが6日、分かった。

 石井氏は、東日本大震災後、ゴルフをするのは初めてで「国外であれば目につかないと思った」と説明。「被災者の方から見れば『何だ』という気持ちになるでしょうね」と述べた。

 同氏は昨年秋に日本フィリピン友好議員連盟の会長に就任。会長として3〜6日の日程でフィリピンを訪れ、同国政府当局者や上院議員らと面会して、日本の政府開発援助(ODA)や通信事業関連について意見交換した。日本への震災支援の関係者や、議連のフィリピン側議員らとも会ったという。

 ゴルフをした他の2議員は、生方幸夫元副幹事長と那谷屋正義参院議員でいずれも議連メンバー。石井氏はプレー後、取材に応じ「訪問はゴルフをやるためではなく、あくまで公務。被災者に悪い感情を与えるようなこと(報道)はしないでほしい」と強調した。

 ゴルフは、フィリピン在住の邦人経済関係者らの招きで十数人でプレー。フィリピンの日本大使館員やフィリピン政府関係者らは含まれていないといい「プライベート」と説明した。

 石井氏は衆院当選11回。落選後の2007年に参院選比例代表にくら替えし当選。元自治相。現在、選対委員長なども務めている。

 民主党の石井一副代表との一問一答は次の通り。

 ―東日本大震災後、日本でゴルフはやったのか。
「やっていない。やる暇ない」

 ―なぜ今回プレーを。
「日本でやらないのは、地震のことが人々の気持ちの上に(重く)のしかかっているから。国外の方がまだ目につかなくていいのではないかと思った」

 ―党の震災対策副本部長だが。
「ぼくも阪神大震災を経験したけど、被災地で、次の家を建てることを心配している人から見れば『何だ、国会議員が(なぜ)ゴルフをしているんだ』という気持ちになるでしょうね。そういう意味では一般的な自粛というのはあってもいいと思う。ただ党としてはやることはやっている」

 ―フィリピン訪問の目的は。
「日比議員連盟(日本フィリピン友好議員連盟)の会長として務めを果たしに来た。ゴルフをやるためではなくあくまで公務。被災者に悪い感情を与えるようなこと(報道)はしないでほしい」 =2011年5月6日 スポーツ報知=

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民主党の震災対応の深層心理が垣間見られる。
被災地では、不自由な避難生活を強いられている避難者がいるというのに、震災対策副本部長が隠れてゴルフ・・・。
政権交代は腐敗した自民党を排除するためには必要だったが、民主党も国民の信頼を得るには力不足であったということ。

民主党に国の再生を任せられないことは国民共通の認識となってきたので、すべての政党が参加する臨時救国政府が現実味を帯びてきた。
何よりもまず、自己陶酔に陥っている菅総理を排除しすることから始めなくては。