・楽で得する節電術(6) 待機電力を減らす

明日はテレビ信州の取材陣がやってくる日です。
ゆうがたGet!という番組で節電をテーマに、我が家に話題を求めてくるようです。
何をどのように紹介したらいいのか、まとまっていないのでちょっと整理しておきます。

テレビ信州の視聴者は長野県民なので、ほとんどの人が中部電力から電気を買っているはず。
中部電力浜岡原発が停止されて、電力供給力に余裕が無い状態になっているから節電が求められている状況です。
原発を前提にして電気を使い過ぎていることが間違いの元なの、全体的に使用量を減らす取り組みが大事だと思います。

昨日紹介した待機電力の把握が基本になり、次に家電製品の消費電力を知って、消費量の多いものから対策を考えていくのがいい。
うちでは、現在は太陽光発電しているので電力メーターを使った待機電力の測定はできません。
昨年の三月に測定した値を参考にしてみます。

一時間当りの待機電力は47.4wだったので、年間だと415.2kwh。
試しにテレビ2台とオーディオ、ファンヒーターのコンセントを抜いてみたら282kwh(年間)に下げることができた。(FFファンヒーターなので部屋に固定)
これだけで32%もの削減です。

目に付かないけれども電気を食うのが24時間換気扇。
我が家の臭突換気扇は24時間連続で動き続けていますが、かなり古い機種で消費電力が15wもありました。
新型だと5wくらいの省電力型になっているので、交換すれば一年間に90kwhを節電できます。
(ちなみに我が家は12vのPC冷却用ファンに取り替えたので130kwhの節電)

待機電力を少なくしようと、やたらとコンセントを抜いたり、節電タップを取り付けたりするのはありがちですが、労多くして功少なしの場合があるので注意しましょう。
新しいAV機器は待機電力が極めて少ない。
節電タップのネオンランプの消費電力と大差ないとすれば、何もしない方がすっきりしています。
カタログで待機電力を確認して、大きいものだけ節電タップを考えた方がいいですね。

カタログに待機電力が記載されていない家電製品の場合は、測定器で測らないと分りません。
自分専用を購入してもいいのですが、ちょっと計りたい時だけのために数千円の出費はもったいない。
自治体で貸し出していることがあるので確認してみましょう。
駒ヶ根市にはワットメーターの貸出制度があるので、明日の取材ではそれを使わせてもら予定です。

待機電力が大きくて、常時通電しなくても機能に支障が出ない家電製品をリストアップして、対応を考えれば無駄なことをしなくてすみます。
たまにしか使わないのならコンセントを抜いておき、頻繁にオンオフさせるなら節電タップを取り付ける。
ご利用は計画的に。。