・東伊那小学校のふるさと学習

今日は、駒ヶ根市立東伊那小学校のふるさと学習の日でした。
地域の人が地域のよさを子供たちに伝え、学習に生かしてもらいます。
私は地元の竹を使った工作を担当しました。

竹工作の一番人気は「竹とんぼ」。
作るだけならそれほど難しくはありませんが、刃物を使う経験に乏しい子供たちに安全で正しい使い方を身につけてもらわなくては学習の意味がない。
午前中の限られた時間の中でいろいろと教えたいことがあるので大変です。

さらに、10種類用意された講座の中で竹工作は一番人気で大勢が参加しました。
私と担当の先生だけでは手に負えないので、養護教諭と校長先生にも助けてもらいました。
おかげで怪我をするこどもを出さずに終えることが出来ました。

講座の内容は、危険な刃物を安全に使う心構えからはじまり、座り方、道具の出し方仕舞い方など、竹とんぼの製作に取り掛かる前の「基本」に十分に時間を充てます。
基本を身につければ作業が安全で早くなるからです。
職人座りを覚えればノコギリで真っ直ぐ切れるようになるし、立ち上がるときの素早さも違います。

3年生から参加しているので、すべてを自分ひとりで出来るはずはないので、難しいところは手を添えてやります。
あくまでも添えるだけで主体は子ども本人とするところがミソです。
作ってもらったではなく、手伝ってもらって作ったと実感してもらいたいからです。

時間内に形にすることは出来ましたが、ビュンビュン飛ぶところまでは時間が足りません。
軽量化にはじっくりと時間が必要だからです。
家に持って帰った子どもたちの多くは「小刀買ってちょうだい」と親にせがんだかもしれません。

道具を使うことの楽しさに気がつくと、いいものに完成させたくなりますからね。