・カーウィングスの電費に規則性のある間違い

リーフで紀伊半島一周1200キロの旅を終えて走行記録を整理していたら、ある規則性を発見した。

カーウィングスの走行の履歴やマイドライブ記録に表示される平均電費が常に10を超えているのはおかしいと思っていました。
EVカスタマーセンターに問い合わせても「そういう仕様です」という、つれない答えが返ってくるだけ。

1200キロで10回の急速充電という日常とは異なる走行データを得たので、カーウィングスに反映されるのを待って簡単に検証を試みました。
結果、得られたのは、(電力)消費量が過大だということ。

検証の前提条件として、
カーウィングスでは、電費を走行距離/電力使用量合計としているようだ。
・電力使用量合計は消費量から発電量を差し引いた値としているようだ。

次に検証方法として、
・消費量と発電量のそれぞれにある係数を掛けて電費を変化させる。これを電費1とする。
・急速充電器に表示された充電量とメーターに表示された走行距離から満タン法の電費を算出する。これを電費2とする。
・10回の急速充電毎に電費1と電費2を算出し、電費1/電費2の比率を算出する。
・係数をいろいろと変えて、比率のばらつきが最も少なくなる値を求める。

結果として消費電力に掛ける係数は0.75で、発電量に掛ける係数は1.0となった。

もう一つの検証方法として、10回分の消費電力の合計と発電量の合計のそれぞれに係数を掛けて、引き算して得られた10回分の電力使用量合計と実際に急速充電した電力量(急速充電器の表示値)を比較すると、上記の係数の時に誤差が0.2%となった。

この二つの検証から、現状では私のリーフのプログラムとカーウィングスの計算処理の組み合わせでは、消費電力が25%過大になっていると考えられる。


原因としては、私のリーフがサービスキャンペーンのソフト更新を受けていないのかもしれないが、整備記録上は過去二回のサービスキャンペーンは実施済みとなっている。
試乗車を中古として購入したので整備記録は販売店の申し出を信じるしかないが、偽装とまではいかないにしろ記録の勘違いということも考えられる。

近所の日産でサービスキャンペーンのソフトが更新されているかどうか、確認をお願いすることにしました。

《更新》
消費電力の過大表示はナビゲーションソフトのバグでした。
ナビのバージョンを109から152に更新したところ、過大表示は解消されました。