ビーナスライン全線を走破

国内屈指のビューロード「ビーナスラインと美ヶ原スカイライン」を全線走破しました。
二千メートルに迫る峠が連続する難ルートで、おそらく日本の観光道路としてはEV(電気自動車)にとって最も過酷な環境にあります。

まずは充電レポートから。
観光レポートは後ほど。
(天気が悪かったので期待しないでください)

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・自宅(駒ヶ根)→松本(日産)
走行距離 51km
消費電力 5.3kWh
平均電費 9.5km/kWh
最低気温 15度

・松本(日産) → 美ヶ原(自然保護センター)
走行距離 42km
消費電力 10.1kWh
平均電費 4.2km/kWh
最低気温 10度

・美ヶ原(自然保護センター) → 茅野(日産)
走行距離 104km
消費電力 8.3kWh(9.8)
平均電費 12.5km/kWh(10.6)
最低気温 10度

・茅野(日産) → 自宅(駒ヶ根
走行距離 46km
消費電力 4.8kWh(5.2)
平均電費 9.5km/kWh(8.8)
最低気温 16度

・総合
走行距離 243km
消費電力 28.60kWh(30)
平均電費 8.5km/kWh(8.0)
積算標高 4,858m


※消費電力ならびに電費の( )内の数値はリーフの下り坂での計算不良による欠陥値。

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【8月30日】

6:30 自宅を出発して国道153号を北へ。
    
7:45 日産塩尻店で90%まで充電する。

松本日産塩尻店の急速充電施設


9:48 美ヶ原自然保護センターに上り切ったところで電費は4.2。
    事前のシミュレーションでは4.1の見込みだったので、ほぼ一致した。


9:50 駐車場に設置されている普通充電器で2時間半充電。
    美ヶ原高原を散策する所要時間に相当。

美ヶ原自然保護センターの普通充電施設


16:00 蓼科のスズラン峠でバッテリー残量に余裕がなくなり、いわゆる「ヘビ」状態。
    美ヶ原で二時間の充電を終えても昼食時間30分に追加充電したから電欠を逃れました。
    二時間で終えていたら峠を越えられなかった。


17:15 日産茅野店で帰路に備えて90%まで充電する。

松本日産茅野店の急速充電施設


18:40 途中のスーパーに寄って夕食の買い物を終えてから帰宅。

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【充電記録】

自宅(200V:4時間)
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     ↓ 50.8km 電費:9.5
松本日産塩尻店(急速:90%)
□□□ □□□ □□□ ■■■ ⇒ □□□ ■■■ ■■■ ■■■
     ↓ 42.3km 電費:4.2
美ヶ原自然保護センター(普通:150分)
□□□ □□□ □□□ □■■ ⇒ □□□ □□■ ■■■ ■■■
     ↓ 104km 電費:12.5
松本日産茅野店(急速:90%)
□□□ □□□ □□□ □□■ ⇒ □□□ ■■■ ■■■ ■■■
     ↓ 45.9km 電費:9.5
自宅(駒ヶ根
□□□ □□□ ■■■ ■■■

※充電待ちなし

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リーフの純正タイヤ(EP150)を装着して出かけたので一割程度消費電力が増え、厳しい状況でした。
特に、蓼科高原のスズラン峠ではバッテリー残量表示が「−−−」を示してギリギリで峠越えになりましたが、低燃費タイヤ(PZ-X)を装着していればバッテリー残量15%で不安なく走り抜けられたはずです。

今回のルートは、国内の観光ルートとしてはEVにとって最高難度です。
綿密な充電なしに走り始めると、運が良ければ途中で逃げ出せますが、最悪はレッカー移動です。
逆回り(茅野出発〜松本へ)の全線は、MC後の新車同様のリーフでも気象条件に恵まれないと走り抜けられません。