冬の急速充電器

50kW型の急速充電器で、充電量が減り始めるタイミングをグラフにしました。

Leafspyの記録だと急速充電器は、393Vまで定電流、393Vに達すると定電圧で充電するという特性があります。
しかし、温度の条件で特性に変化が生じます。
393Vに達する前に充電電流量が絞られたタイミングをプロットしたグラフです。

傾向としては、温度が下がれば電流値を絞り始めるSOC(充電率)も下がります。
ただし、バッテリー温度と気温が相互に作用している印象です。

旧型の急速充電器は充電率を設定できたから時間をかければ希望する量の充電も可能でしたが、現在普及している認証機付きの充電器は30分制限です。
温度条件によって30分で充電できる電気の量が変わります。

経路充電を何度も繰り返しながら遠出するための計画には、「どれだけ充電できるか」が極めて重要です。
冬は特に気を使います。
電池温度の推定は困難だと思われるので、充電器が充電してくれる量を正確に試算するのは、電力消費シミュレーターを開発した時よりも難しいかもしれない。