ディープサイクルバッテリー

4月に12vバッテリーをディープサイクルに替えてから初めての点検です。
先日のディーラーによる24ヶ月点検でなにも指摘されなかったので不具合は無いと判っていますが、これから寒い冬はバッテリーを酷使することになるので現状を正確に把握しておく。

比重は、最大が1.34、最少が1.32。
申し分のない状態を維持しています。

電圧は、13.75V
これも言うことなし。

CCAは、EV用の12Vバッテリーは始動性は求められていないからあまり関係ないけど一応測定。
平均CCA=282で標準バッテリーの295よりも若干低め。

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EVの12Vバッテリーに大容量の高性能バッテリーは必要ないというか、求められている特性に適していません。
いわゆる大きなバッテリーとは、CCAが大きい、すなわち冷間時の始動性に優れているもののことを指している。
セルモーターを回さないEVには無用の長物です。

リーフは暖房のためにシートヒーターやハンドルヒーター(初期の標準型にはないけど)、後付の様々なヒーターで12Vバッテリーから供給される電力が多い。
走行中は常時充電状態だから問題ありませんが、停車時や駐車時に消費する電力で疲弊しやすいので注意が必要ですね。
初期搭載の純正バッテリーが二年半で交換を余儀なくされたので12Vバッテリーへの負荷は厳しいと予想されます。
(ガソリン車だとしっかり管理すれば8年は問題なく使えてます。)

電力の出入りが多いのでセルモーターの始動性のみが求められる一般自動車用は適していない。
適していないけど安く手に入るので、EVの純正バッテリーは一般自動車用という若干の矛盾が生じています。

この点でディープサイクルバッテリーは信頼性が全く違います。
さらに、自宅に駐車時は常時フロート充電しているので、バッテリーの状態は常に良好に保たれるはずです。
リーフは12Vバッテリーを過充電しないように制御しているので長持ちするディープサイクルバッテリーよりも走行用のリチウムイオンバッテリーの方が先に劣化するでしょうね。