エアコンを使いこなす 3

リーフのエアコンを作動させた状態です。
AUTOボタンを押して数分後に消費電力が最大になり、初期標準型のヒーターの最大出力4kWを越えてしまう。
クーラーのコンプレッサーも連動して動き出したからです。

温水が加熱され、A/CスイッチをOFFにすればエアコンの消費電力は徐々に下がります。
ところが、送風モードによってエアコンの動きが変わってしまう。

足元+デフロスターモードだと、外気導入に強制的に切り替わり、クーラーも起動します。
窓の曇りを効率良く除去するには絶対湿度が低い外気を導入して、クーラーでさらに除湿して窓に吹き付けるのですが、モード切り替えの通りすがりに寄っただけでも、次のモードに移っても置き土産が残ります。
外気導入のままです。

足元→足元+デフロスター→前面→前面+足元の順に廻っているので、冬に常用する足元でMODEスイッチに触れると、自動的に外気導入になって外気負荷が増加します。

こうした望まないエアコンの動きはリーフに限ったことではないかもしれませんが、暖房熱源は捨てるほどあるガソリン車と異なり、限られたバッテリーの電力を利用するEVなら、きめ細やかな配慮がエアコンにも求められます。

MCでかなり改善されたと思いますが、MC前の車両に取り入れることは通常では無理なので、使いづらい、融通が利かないエアコンでも、それなりに使いこなす技をユーザーが身に付けるしかないですね。


※融通が利かない初期型リーフのエアコンを、できる限り節電しながら窓を曇らせず、寒さを和らげる使い方を見つけようと試行錯誤する過程で気が付いたことを備忘録的に記録しています。