セグ欠けの怪 2

予想通りに高野山熊野三山伊勢神宮千キロの旅で走行用リチウムイオンバッテリーが10セグメントに欠け。
11セグメントに欠けた時も山陰山陽二千キロの旅だった。
遠出でセグ欠けする傾向があるようだ。

バッテリーの実容量で検証すると奇怪な現象であることが判る。
最近ではもっともバッテリー容量が増えた時にセグ欠けが生じたからだ。

6月3日までの平日は、短距離通勤(5km)の連続でバッテリーは順調?に劣化が進む。
6月4日から急速充電を繰り返しながら紀伊半島の山中を走行したことでバッテリーの再生現象が表れバッテリーの健全性を表すHxは60を超えた。
そして、この後にセグ欠けしたのである。

Hx(バッテリーの健全性)が上がると充電量も増え、使える電力量も増えることは確認している。
すなわちバッテリー容量は増えているのだ。
しかし、リーフのメーターには「容量が減りました」と表示される。

実容量を表すSOHも最低は6月3日の76まで下がったが、この時点ではセグ欠けしなかった。
78まで上がった時にセグ欠けしている。
なぜ減った時ではなく、増えた時に減ったと判断するのだろうか。

答えは、セグ欠けを判断する方程式を作った日産(もしくは日産下請け)のエンジニアが知っているが、ユーザーには教えてくれない。

さて、このまま劣化させてしまうかどうかが悩ましい。
日常のリーフの乗り方だと日々刻々に劣化が進むが、たまに遠出することで再生して現状維持。

仮に今後の半年間に遠出しなければ車検を迎える11月には8セグに欠けているだろう。
試算したところではその可能性は極めて高いし、今までセグ欠けをピタリと的中させてきた実績からして確証がある。
そうなればバッテリーは無償で新品に近い状態にしてもらえるはず。

しかし、半年間も遠出しないという苦行に耐えるのも無理だ。
遠出だけレンタカーという手段もあるが、万が一車検までに8セグ欠けしなかったら無駄な出費になってしまう。
車検時に有償で30kWhバッテリー交換が一番望ましいのだが。