スパイダーモアSP851(AZ851)のキャブ調整


最新の農機具は繊細だ。

自走式草刈り機(通称スパーダーモア)のエンジンを載せ換えてキャブ調整にとりかかったが、今一つ満足できない。
感覚頼りではだめなようだ。
エンジン回転計を入手して、マニュアル通りにセッティングを試みた。

一連の調整方法は下記の通り。
・アイドリング設定ネジを規定回数締め込み。
・アイドリング回転数が最も高くなる状態に低回転調整スクリューを調整する。
・アイドリング設定ネジを調整してアイドリング回転数を3200rpmにする。
・低回転調整スクリューを反時計回りに回転させてアイドリング回転数が2200rpmになるように調整する。

さすがにマニュアル通りにセッティングするとエンジンは快調になったのだが、この調整をエンジン回転計なしに感覚でやるにはかなり高度な技術が必要だろう。

ガソリンエンジンは農機具といえども排ガス規制が厳しくなっている。
それに伴ってエンジンの調整はより繊細になってしまう。
このエンジンも素人がいじれないようにキャブレターをセッティングするネジは特殊形状で特殊工具でなければ回せない構造になっている。

そこを特殊工具を自作するなどしてクリアしたことに達成感がある。